映画に登場した、サン・ジャン・ピエ・ド・ポール

Saint-Jean-Pied-de-Port in films

下に掲げる地図は、フランスから歩くサンティアゴ巡礼の道のうち、主な四本の道です。
Camino-de-Santiago-Map[1]
北から:
トゥールの道(赤い線)
ヴェズレイの道(黄緑の線)
ル・ピュイの道(オレンジ色の線)
アルルの道(青い線)

赤い〇がサン・ジャン・ピエ・ド・ポール
黄色い〇がサンティアゴ・デ・コンポステーラ
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの緑の線がフランス人の道です。
ル・ピュイの道とフランス人の道は、2014年に歩きました。
アルルの道は、2015年に歩きました。

さて、今年歩くのが、ヴェズレイ(緑の〇)の道です。その終点は、サン・ジャン・ピエ・ド・ポール(赤い〇)です。
2014年にル・ピュイからサン・ジャン・ピエ・ド・ポール経由サンティアゴ・デ・コンポステーラまで(計1600キロ)歩きましたから、サン・ジャン・ピエ・ド・ポール訪問は、巡礼の旅としては、今年で二度目になります。

サンティアゴ巡礼を描いた映画が二本あります。「サン・ジャックへの道」と「星の旅人たち」です。
それぞれ、街の中の門の前で撮影がされています。サン・ジャン・ピエ・ド・ポールは、城壁に囲まれた城塞町なので、門がいくつかあります。どの門だったか、確かではないので、今回、映画を見直してみました。

まず、「サン・ジャックへの道」
2007年のフランス映画です。仲の悪い三兄弟がいます。会社社長の長男と飲んだくれの次男、それに学校教師の長女です。母親が死んで遺産がころげこみます。しかし、みんな一緒にツアーに参加して、サンティアゴ巡礼の道を歩かなければならないという条件つきです。映画は、この訃報が、それぞれに届けられるところから始まります。
ツアー・ガイド、訳あり女性、女子高校生ふたり、アラブ人少年ふたりというメンバーと一緒に、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで、いやいやながらの旅が始まります。

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サン・ジャン・ピエ・ド・ポールに到着した一行。
川にかかった橋を渡っています。おそらく、川は二―ヴ川。橋は、サン・ジャン橋でしょう。

やっと、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールに到着します。門の前で、ガイドから、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩く必要はない、ここ、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールまでで遺産を貰えると知らされます。しかし、なんと、一番嫌がっていた長男が、サンティアゴまで歩くと言い出します。結局、次男、長女も、みんな一緒にサンティアゴまで完歩するという話です。

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兄がサンティアゴまで行くと言い出したのに、反対する妹。早速また喧嘩が始まります。(左から、長女、次男、長男)
「大聖堂ならフランスに山ほどある」と妹が言うのが面白い。
このあとすぐに山を登りながら、大企業の社長である兄が、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールで止めておけば、今頃、ファースト・クラスの電車でパリへ帰れたのに・・・と言うのも笑わせます。

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背景の「ブチック・モニク」が現存すれば、場所を更に確認するのは簡単ですが・・・

続いて、「星の旅人たち」。
2010年のアメリカ・スペイン合作映画です。
始まりはアメリカです。大学を中退してまで世界中を旅したい息子。安定した生活の眼科医である父親。当然、確執があります。サンティアゴ巡礼の旅に出た息子が死んだという連絡が入ります。父親は、遺体を引き取りるために、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールへ向かいます。

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父親は遺体をそのまま引き取ってアメリカに帰るつもりでしたが、考えが変ります。息子と同じ道を自分も歩いてみようと決心します。遺体を、散骨しながら歩くつもりです。焼いてもらうように、先程話し合った警察官のところへ頼みに再度訪問します。
写真は警察官の家を訪ねる父親。サン・ジャックの門の前という想定になっています。

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上と同じサン・ジャックの門。2014年撮影。

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息子の遺骸を焼いてもらい、その灰を箱に入れて、翌朝、サンティアゴの道を、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールから出発する父親。
警察官が車に乗って、見送りに来てくれます。
ここは、「サン・ジャックの道」に使われたのと同じ門です。但し、反対側から撮影されています。

その後、父親は、他の男性二人、女性一人と知り合いになり、四人で、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩きます。父親は、そこから先、更にムシアまで行って、海に散骨したいという願いがあります。他の三人は、サンティアゴで終わりだったはずなのに、ムシアまで父親につきあってくれます。
これが済んでから、父親は、息子と同じように、世界中を歩き回ることが暗示されています。

以上で、ロケーションは間違いないはずですが、今回訪問したときに再確認します。
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