パリ点描:モンテーニュの靴

Shoe of Montaigne, Paris 2017

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カルチエ・ラタンの中心、パリ・ソルボンヌ大学の正面に面して、学校街rue des Ecoles という通りが走っています。その通りを隔てた向かいに、ポール・パンルヴェ広場Square et Place Paul Painleveという小さな公園があります。その学校街沿いに、モンテーニュの像があります。
モンテーニュの「エセー(随想録)」や「旅日記」を読むのが好きなので、尋ねてみました。
(上の地図で、赤い印が公園の北側にありますが、実際の銅像は、南側、エコール通りにあります。私の記事では、エコール通りを学校街としてあります。)

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通る人に微笑をふりまくように腰かけていました。
履いている靴を良く見ると、女性のハイヒールのような靴です。当時のこのクラスの人たちが履いていた一般的な靴でしょうか?
組んだ脚の右の靴の先がピカピカに光っています。観光地の銅像で、それを撫でれば、頭が良くなるとかいうのがありますが、これもそのひとつでしょう。

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銅像を見ていると、ふたりの女性が通りかかりました。光っている靴を見て、
「撫でていこうかしら、ちょっと恥ずかしいわ」
と言う感じで、何か話しながら、立ち止まって見ていましたが、結局、二人とも、靴を撫でてゆきました。
どういうご利益があるのか、尋ねるのを忘れてしまいました。

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台座の下には、モンテーニュの「エセー」からとった、次の文章が刻まれています。
「子供のころから、パリは私の心をとらえた。すべての分野にわたって、偉大で、比べるもののないほど、変化に富んだ、この都市があるからこそ、私はフランス人でいられるのである。この都は、フランスの栄光であるとともに、世界のもっとも気品のある装飾品でもある。」(「パリの街角」佐藤昌著、三修社より)
私はフランス人ではありませんが、全くその通りだと思います。
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