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カルヌンツム ローマ帝国軍団基地

7月17日(アムステルダム出発から、58日目) ウイーンのキャンプ場に、二泊しました。きょうは、カルヌンツムのキャンプ場を目指します。カルヌンツムは、ハインブルクの手前にあります。
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ウイーンのキャンプ場を出てすぐに、新ドナウ運河の左岸に出ます。ヌーディスト村を右に見て、進みます。もう少し、走った辺りで、2005年には、「カテゴリ:自転車と人と」で、紹介した、ドライジーネの自転車に出会いました。
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ドライジーネの自転車。これで、ドイツのカールスルーエから、黒海まで行くそうです。

また、しばらく走ると、2005年の旅行中、一番、身の危険を感じた個所に出会いました。
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上が、2008年。下が、2005年。
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2005年は、長雨のために、ドナウ河が増水して、ここのサイクリング・ロードは冠水していました。上の写真の細い道の真ん中に橋があります。その下を、右から、左へ、水が流れています。その個所を、2005年も、右から左へ、水がかなりの勢いで流れていました。写真は、ひとりが動けなくなったので、もうひとりが、助けに行っているところです。私も、自転車にバッグを取り付けているので、横からの水流で、倒されそうになります。バッグの留め金が、ひとつ、外れていました。もうひとつ、外れたら、バッグが流されてしまうところでした。

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オーストリア国境の町、ハインブルク方面へ、こんな道が、ずーっと続きます。

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サイクリング・ロードが、余りにも単調だから、という訳でもないのですが、気まぐれを起こして、サイクリング・ロードをそれて、オルトという町へ寄り道しました。お城があって、中に、観光案内所と喫茶店がありました。

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オルトのお城の前の広場に停まっていた、郵便局の自動車。ドイツと同様、黄色が、郵便局の色です。

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カルヌンツムへ行くためには、橋を渡ってから、少し戻らなければなりません。カルヌンツムは、「琥珀の道」と「ドナウの道」との交差点という、重要な位置にあります。紀元1世紀に、ローマの大きな軍団の駐屯地となりました。軍団の町と民間の町と、ふたつの町があったそうです。当時は、ウイーンよりも、大きな町でした。

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コンスタンチヌス二世の凱旋門。四世紀半ばのもの。(透明なプラスチックに、凱旋門の輪郭を描いたものが、手前にあります。その輪郭と、実物が、合うように覗くと、こうなります。)

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カルヌンツムには、凱旋門・円形劇場・ローマ風呂などが、残っており、今でも、発掘が続けられています。

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千七百年前の味。ローマ時代と、同じレシピによる料理。カルヌンツム屋外博物館のレストランにて。

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カルヌンツムのキャンプ場 Bei der Tennishalle, Petronell-Carnuntum は、室内テニス・コートとレストランの所有者が、経営しています。そのレストランで、ビールを飲んでいたら、90歳のお爺さんに、ワインをご馳走になりました。キャンプ場料金、ひとり一泊:8ユーロ。シャワー室は、テニスの客と共同。

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キャンプ場で、出会った、サイクリストのオランダ青年。持っているカップは、プラスチック製の折り畳み式。持っている食器は、すべて、折り畳み式でした。オランダ人は、奇抜なことを考えます。

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同じく、キャンプ場で、出会ったサイクリストのドイツ人夫婦。他に、キャンピング・カーの夫婦が一組。その夫婦が、毎日、曜日など気にしないで生活している。店屋が閉まっていると、きょうは、日曜日だと分かる、と言ったので、皆、同じだと、みんなで大笑いしました。(ドイツでは、日曜日には、店が閉まっていて、買い物ができません。)
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