ディゴワンの運河橋 Pont canal of Digoin

(25)フランス横断の旅 Pottering across France 2011
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パランジュのキャンプ場を出発して、ユーロヴェロ6のサイクリング・コースを進みます。パランジュは、パレイ・ル・モニアルとモンソーの間にあります。

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通りかかった村の、この広場にも、第一次大戦戦没者の追悼碑がありました。

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これから行くロワール河には、シャトー(お城)がたくさん出てきます。これは、サイクリング・コース上で、最初に出会ったシャトーです。ディゴワンヌのシャトー。

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再び中央運河沿いのサイクリング・ロードに出ました。延々と続きます。

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前方から、自転車を押して歩いている青年がやってきました。私に停まってくれと合図しています。タイヤの空気が抜けたので、空気入れを持っていないかとのことです。お安い御用です。青年は、旧ユーゴスラビアのコソボから出稼ぎに来ているのだそうです。恥ずかしながら、それまで、コソボが、独立国だと知りませんでした。東欧は、大きく、変っています。
空気をいっぱい入れてよくなったと、満足している青年。

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ディゴワンの運河の港の写真を撮っていたら、乳母車に荷物を積んだ、おじさんが画面に入りました。

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しばらく走って、さきほどの乳母車のおじさんに、また会いました。話を聞くと、元コックさんで、オーストラリアで、フランス料理を教えていたそうです。現在、リタイヤの70歳。ひざを痛めて、自転車に乗れないので、こうして、乳母車に荷物を積んで、歩いているそうです。

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翌日の朝、また、乳母車のおじさんに出会いました。近くのホテルに泊まったそうです。

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ディゴワンの港で、雨宿りしている、フランス人夫婦に会いました。ベルフォールから大西洋を目指すそうです。いままでの旅程を話していたら、泊まってきた場所が、ホテルも含めて、私と同じところが、三か所ありました。私に、あのキャンプ場に泊まったでしょう?と尋ねたのは、この夫婦です。

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一緒に、雨宿りさせてもらいました。

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ディゴワンの運河橋です。運河橋の下を流れるのは、ロワール河です。いよいよ、ユーロヴェロ6が出会う最後の河、ロワールに遭遇しました。自転車は、歩いて渡ることと、赤い字で書いてあります。

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ワインのラベルではありません、ディゴワン運河橋の案内版です。1834年から38年に建設されたそうです。

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写真を写していたら、この女性に、写真を撮ってあげましょうか?と言われました。お顔通りの親切さです。お言葉に甘えて、撮影してもらいました。

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撮影してもらった写真。

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さきほどの、雨宿りのフランス人夫婦も、やってきました。

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運河橋を渡り切って、反対側から見たところ。ここは、水門になっています。

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ユーロヴェロの公式地図では、ディゴワンとディウ Diou の間、約40キロは、運河を離れて、山中をゆくようになっています。ところが、ここに、2010年に運河沿いに新しいサイクリング・ロードができたと、案内板がありました。ユーロヴェロ6が、どんどん出来上がってゆくのを感じました。横をゆくのは、先ほどの雨宿りのフランス人夫婦です。バッグが完全防水でないと、このように、カバーが必要になってきます。

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出来上がったばかりの、ユーロヴェロ6・サイクリング・ロード。ディゴワン・ディウ間の休憩所。
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ピエールフィットの晩餐 Dinner at Pierrefitte-sur-Loire

(26)フランス横断の旅 Pottering across France 2011

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ディゴワンあたりで、泊まろうかと思っていました。走りやすいサイクリング・ロードが新設されていて、もう少し走れそうなので、ピエールフィット・シュル・ロワールというところまで、来ました。ディゴワンとブルボン・ランシ―の中間あたりです。

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このキャンプ場も、昨日と同様、湖の側(そば)にありました。湖の向こうに、キャンプ場が見えます。

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キャンプ場 Camping Municipal Le Vernay Pierrefitte-sur-Loire にテントを設営しました。フランスのキャンプ場は大体そうですが、自転車とテントにも、キャンピング・カー一台分のスペースが割り当てられます。

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今日、走ったコースは、町の中を通りませんでした。そのため、買い物をしなかったので、ピエールフィットの町中へ、買い物に出かけました。町(村?フランスには、このように小さい村や町も、パリのような大都会でも、すべて、ville です。私は、見た感じによって、市と言ったり、町と言ったり、村と言ったりしています。)の中心広場。例によって、第一次大戦戦没者の慰霊碑が建っています。

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広場に食料品屋さんがありました。サラダやハムを買い、店のおやじさんに、おいしい赤ワインはどれですか?と尋ねました。おやじさんは、よく聞いてくれた、まかせておきな、という調子で、サン・プールサン Saint Pourcain を勧めてくれました。
「しかも、2008年ものだぞ!」
と言っています。2008年は、ワインの当たり年だったのでしょうか?

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今晩の夕食です。幸い、テントのそばに、石造りのテーブルとベンチがありました。

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ワインは勿論、サン・プールサンの赤 2008年ものです。自信をもって勧めるだけあって、おいしいワインでした。これで、4ユーロ(約480円)くらいだったのではないでしょうか。

つづく

ニヴェルネイ運河のデシーズ

(27)フランス横断の旅 Pottering across France 2011

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また、去年できたばかりのユーロヴェロ6に出ます。このディウとディゴワンの間が、2010年に開通したロードです。昨夜泊まったピエールフィットは、ディゴワンから15キロほど、西にあります。

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運河沿いに走るユーロヴェロ6。

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ピエールフィットから、3キロほど走ると、ピュテイの水門がありました。次の水門までの距離を示しています。また、この水門の高低差は、2メートル50と書いてあります。

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この辺りは、ロワール河と「ロワール河との並行運河」が並んで、流れています。ユーロヴェロ6は、ディウまで、「ロワール河との並行運河」に沿って走っています。ディウからは、ロワール河に沿って走ります。

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しかし、サイクリング・コースは、山道になるようなので、運河沿いの、一般道の県道D15を行くことにしました。

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ボーロンという町にあった古い家。

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スイスから来た女性サイクリスト。ボーロンにて。
白髪だったので、随分お年の女性が、荷物をたくさん積んでいると思って、写真を撮らせてもらいました。写真を見ると、それほど、お年でもないようです。失礼致しました。

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県道D15。
県道といっても、車は殆ど通りません。ディウから、デシーズ(ブルボン・ランシーとヌヴェールの間、ロワール河とサイクリング・ロードが交わる地点)まで、この真っ直ぐな道を50キロ、ただひたすら走ります。アップダウンがなく、走りやすい道ですが、ただひたすら、真っ直ぐなので退屈してしまう、などと贅沢な感想をもらしそうです。

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デシーズに到着しました。町の橋の下をボートが通ってゆきます。

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デシーズのキャンプ場 Les Halles。ロワール河とニヴェルネイ運河との合流点にあります。後ろの川は、ニヴェルネイ運河です。

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鴨がやってきました。パンをやると喜んで食べます。

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続いて、川から、60歳くらいの男性が、カヌーを引っ張って上ってきました。
「隣に、テントを張っていいですか?」
「どうぞ、どうぞ」
ロワール河源流から、河口(大西洋)まで、カヌーで下るそうです。約千キロあります。

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ふたつ並んだテント。

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キャンプ場の隣は、プラタナスの大木の繁った公園があります。前夜まで、お祭りがあったらしく、移動遊園地の興行用トラックの後片付けで、ごった返していました。

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キャンプ場の前の運河をゆく船。行ったり来たりしていました。

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デシーズのカフェ。

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デシーズの橋。

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デシーズの花屋さん。

ヌヴェールに到着 Arriving in Nevers

(28)フランス横断の旅 Pottering across France 2011

デシーズの町を出て、ヌヴェールを目指します。公式地図をみると、「ロワール河との並行運河」沿いに、将来できるサイクリング・ロードが、点線で描いてあります。暫定のロードは、クネクネ曲がった山道のようです。「ロワール河との並行運河」に沿って、県道、D116-D13 がヌヴェールまで続いています。車の交通量は多くなさそうなので、これで行くことにしました。
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デシーズは、ヌヴェールとブルボン・ランシーとの間、ロワール河とサイクリング・ロードが交わったところにあります。

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県道D13。ヌヴェールまで、この道で、ペダルを、漕ぎ続けます。

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周りの景色。このような景色が、ずっと続きます。

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自動車レースF1の、フランスのサーキット、マニクールの案内板がでてきました。一度訪れたことがあります。こんなところにあったのか?!というのが感想です。

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途中に、ロマネスク様式(?)の、小さな教会がありました。中に入ってみましたが、空っぽでした。

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運河沿いに、プラタナスの綺麗な並木道が、出てきました。これを、北上して行けば、ヌヴェールです。一見、おだやかそうに見えますが、プラタナスの根によって、道路はデコボコで、自転車で走るのは大変です。

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ヌヴェールのキャンプ場 Camping de Nevers の案内板。

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キャンプ場は、ロワール河を挟んで、ヌヴェールの町を一望できる、素晴らしい所にありました。

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キャンプ場から見た、ヌヴェールのサン・テチエンヌ教会と町並み。

今日は、6月8日です。5月21日、チューリッヒを出発してから、20日経ちました。走行距離は、809キロになりました。一日平均40キロの、のんびり旅です。

ヌヴェール 聖処女 ベルナデット The song of Bernadette in Nevers  

フランス横断の旅 Pottering across France 2011 (29)
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ヌヴェールには、二泊することにしました。是非、訪れたいところがあるからです。ジェニファー・ジョーンズ主演の映画に、「聖処女」(1943年)というのがあります。話は、スペイン国境に近い、フランスのルールドという町で、ベルナデットという少女が、聖母マリアに出会ったというものです。この聖女の遺体が、このヌヴェールにある僧院にあって、ガラスのはまった聖遺物箱の中に安置されているそうです。これを、是非見たいと思いました。

ベルナデット
聖ベルナデットの遺体。1879年の死後も、もとのままでいる、「不朽体」だそうです。(インターネットより)

聖処女
ジェニファー・ジョーンズ主演の映画「聖処女」(1943年)のポスター。
尚、ジェニファー・ジョーンズは、2009年に90歳でなくなったそうです。映画「女狐」「白昼の決闘」「終着駅」「慕情」「武器よさらば」などで、随分楽しませてもらいました(今でも!)。合掌。
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「武器よさらば」(1957)のジェニファー・ジョーンズ。女優として、輝いていたのは、この映画が最後です。左から、ロック・ハドソン、ヴィットリオ・デ・シーカ。

ヌヴェール到着の翌日、ロワール河にかかる「ロワール橋」を渡って、ヌヴェールの街にゆきました。観光案内所で聞くと、向かいの公園を横切ったところにある、エスパース・ベルナデットという建物の中に、安置されていると、親切に教えてくれました。
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ヌヴェールの三美人。町の中心にある観光案内所の受付嬢です。

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公園を横切ってゆくと、イノシシの家族が、いました。

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エスパース・ベルナデットの中に入ると、庭に、ベルナデットが聖母マリアに出会った様子が再現されています。

聖遺物箱のある、礼拝堂に入ると、ちょうど、ミサの最中でした。正午近かったので、じきに終わるだろうと思って、信者の皆さんと一緒に座って、終わるのを待つことにしました。三人のお坊さんの説教が終わると、信者の皆さんが、一斉に立ち上がって、ニコニコしながら、周りの人と、握手をし始めました。私も巻き込まれたので、一緒になって、ニコニコして、皆さんと握手をして帰ってきました。
そのあと、街に出て、あちこち見物しました。キャンプ場に帰ってから、あれッ!?ベルナデットが安置されている、聖遺物箱を見るのを、忘れてきました!最近はボケのせいか、このような忘れ物が多くて、怖くなります。今回は、これと、レイン・ウェア(黒と黄色のジャンパー)をどこかに置き忘れてきたのと、カメラ紛失事件(これは、結局、みつかりました。)が、三大物忘れ事件です。

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ヌヴェールの古い通り。
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これも、古い通りです。

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旧公国宮殿 Palais ducal。ルネッサンス様式の典型。

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旧公国宮殿の細部。

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ヌヴェールは、陶器の有名な産地です。かつて、12の製造所があって、1,800人の職人がいたそうです。柔らかい肌と色彩の、美しい陶器です。

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ちなみに、この皿(直径24cm)が56ユーロ(約6,700円)です。

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町の一部は、まだ、城壁で囲まれています。

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ヌヴェールを流れるロワール河。

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町から見た、キャンプ場。真ん中に、黄色い、私のテントが見えます。

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フランスの中規模の町に、このような日本レストランを、よく見かけました。立ち寄ってみましたが、店の人は、皆、中国人でした。寿司がブームのようです。

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キャンプ場のカフェにて。

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今晩のワインは、ボルドーです。個人的には、ボルドーが一番好きです。

つづく