(22)ウェーザー川サイクリング・ロードを目指す

第一部 北海サイクリング・ルート
Part One: The North Sea cycling route
(22)To the Weser cycling route

きょうは、5月27日。日曜日。
オルデンブルクのキャンプ場を出ると、パン屋さんが開いていて、お客さんが行列を作っていました。ドイツでは、日曜日は原則どの店も閉まっています。例外は、ガソリン・スタンドです。なにか、ちょっとした飲み物や食べ物がほしいときには、ガソリン・スタンドがあったら買うことができます。
パン屋さんも、おそらく、午前中くらいは開いているのでしょう。

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オルデンブルクの駅に寄ると、スナックが開いていました。ここで、朝食にします。
写真左に立っているお嬢さんは、30分位たちつくしていました。時計を気にしているようなので、誰かと待ち合わせなのでしょう。私は、暇なので、男か?女か?恋人か?誰が来るのかな?と眺めていました。一時間くらいもしてから、中年の女性があわててやってきました。何かの事情があったらしく、言い訳をしているようでした。
駅構内に、こうして自転車を置いておけるというのも面白いですね。

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駅の建物が、古くて興味があったので、少し見物しました。
駅の i で尋ねると、1915年の建物だそうです。当時の時刻表。

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一等・二等待合室入口

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三等・四等待合室入口。四等まで、あったのですね。

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ビュフェ入口。

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駅構内の時計。時計自体は新しいものかもしれません。

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さて、ここから、フンテ Hunte 川にでて、エルスフレート(地図のE)を目指します。そこで、フンテ川が、ウェーザー川と合流します。ウェーザー川には、サイクリング・ロードがあります。あとは、川に沿って、北上すれば、また、北海サイクリング・ルートに出て、ブレーマーハーフェン(地図のB)へ行くことができます。

フンテ川は、駅を南へゆくと、すぐにあるはずです。

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さすが、ドイツ。駅前に、セックス・ショップがあります。ここには、寄らずに、右側の道を真っ直ぐに行けば、フンテ川に出合います。駅に向かう旅行者が、信号を待っています。

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フンテ川。左側にあるのは、昔のクレーンです。

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フンテ川の岸辺。

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フンテ川のヨット・ハーバー。

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楽しそうな船が係留してありました。

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自転車も積んであります。

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老年の夫婦二組が、自転車でやってきましたが、ここで何か話して、また戻って行ってしまいました。

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少し行くと、フンテ川サイクリング・ロードの標識が出てきました。もうこれで、一安心です。

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初めて出てきた、ドイツの羊。

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綺麗で、のんびりした景色が続きます。茅葺の家が目立ちます。

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花は紫陽花かと思っていましたが、近寄って見ると、違っていました。花の名前は不明です。

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エルスフレートの町、つまり、ウェーザー川は、もうすぐです。

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ウェーザー川サイクリング・ロードに出ました。右側の土手の向こうが、ウェーザー川です。

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途中に、レストランがありました。ウェーザー川を見下ろす、景色のよいレストランです。日曜日のせいか、満員でしたが、幸い、隅の席がひとつ空きました。

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黒い服に黒い前掛けのウェイトレス。服装だけではなく、プロ意識が素晴らしい。惚れ惚れします。

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いつものシュニッツェルはやめて、エビにしてみました。

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レストランの下のスナック。自転車は、レストランの客のもの。

つづく
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(23)ウェーザー川サイクリング・ロードを走る

第一部 北海サイクリング・ルート
Part One: The North Sea cycling route
(23) Weser cycling route

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昼食を終えて、ウェーザー川サイクリング・ロードを走ります。有名なサイクリング・ロードだけあって、気持の良いサイクリング・ロードが続きます。

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ウェーザー川。このあたりは、たくさんの人が、サイクリングを楽しんでいます。長距離ではなく、日帰りのサイクリストのグループが、多く見受けられました。

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この辺りに多い、茅葺の家。

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サイクリング・ロードが通せん坊になっています。標識に「自転車は降り(て渡)ること」と書いてあります。

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待っていると、美女を乗せたボートが来ました。

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ボートが去った後、水門が閉じはじめました。水門の上が、サイクリング・ロードになっていたのです。これでは、自転車に乗ったまま渡るのは、怖いですね。

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ウェーサー川の土手の青い空と白い雲。

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ウェーザー河畔の、のんびりした風景。

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今まで、車道の右側を走っていたサイクリング・ロードが、左側に変ると言うサインです。見落とさないように!
30キロのスピード制限は、自転車ではなく、車のものです。しかし、自転車も、横断するときは、気を付けましょう。

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ノルデンハムのキャンプ場がありました。入り口の看板。

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オランダ国境付近のドイツ北部地図。
赤い線が、北海サイクリング・ルート。
E(エルスフレート)から、B(ブレーマーハーフェン)までの点線が、ウェーザー川サイクリング・ルートの一部。
ブレーマーハーフェンのすぐ下に、ノルデンハムNordenhamの地名が読めます。

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ノルデンハム・キャンプ場のレセプション。ANMELDUNG がドイツ語でレセプションの意味です。

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ウェーザー川の見える場所にテントを張りました。
テントの上にあるのは、上から、空気マット(サーマレスト)、空気枕(モンベル、濃いオレンジ色のもの)、寝袋(モンベル)です。

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キャンプ場から、見たウェーザー川。私は通って来ませんでしたが、キャンプ場とウェーザー川の間にも、サイクリング・ロードがあるようです。

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私のテントの横にも、長距離サイクリストの夫婦がきました。ヨーロッパの長距離サイクリストの自転車は、このタイプが主流です。ドロップ・ハンドルは、殆ど、お目にかかったことがありません。

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キャンプ場の中にレストランがあったので、行ってみました。
ヨーロッパのカップルは、大体、老いも若きも、写真右側のカップルのように歩きます。私のように、三か月以上も、伴侶から離れて、ひとりで旅するなんて、不思議でならないようです。

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「ウェーザー川のテラス」というレストランです。

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この日は、日曜日。店が閉まっていて、買い物ができません。食事にありつくことができました。

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まずは、ビール。
食事は、店の人が勧めてくれた、グリルプラットというのを、頼みました。プラットは、ドイツ語でお皿。

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でてきたのは、なんと!三人前くらいもあるお皿でした!

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それでも、なんとか、頑張って、「殆ど全部食べた」と、日記には書いてあります。

つづく

(25)ウェーザー川サイクリング・ロードの終点

第一部 北海サイクリング・ルート
Part One: The North Sea cycling route
(25) The end of the Weser cycling road

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ノルデンハム・キャンプ場の前の、ウェーザー川サイクリング・ロード。

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ノルデンハムのサイクリング・ロード標識。
ウェ-ザー川の河口、ブレクセン Blexen を目指します。そこから、フェリーで、ブレーマーハーフェン Bremerhafen に渡ります。
ウェーザー川サイクリング・ロードは、ブレクセンで終りです。

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ノルデンハムの牛。左側に、上掲の標識が見えます。右側のサイクリング・ロードを走ってきました。

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町中の食堂兼バー。Moin, Moin というのは、土地の挨拶の言葉らしいのですが、確かなことは分かりません。どなたか、ご存じの方がいらっしゃったら、教えてください。

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ブレクセンに到着しました。ブレクセンの鉄道駅ですが、廃駅です。ここから、フェリーに乗って、ブレーマーハーフェンに向かいます。

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駅舎は、1907年の建物です。

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駅舎の前で、フェリーを待つ、ライダー。

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駅舎のカフェで、くつろぐ人々。

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フェリーを待つ行列。

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フェリーに乗り込みました。

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フェリーの切符売り。さすが、ドイツの切符売りのバッグ。硬貨が、きちんと揃えられています。

つづく

(26)Uボートと映画「眼下の敵」

第一部 北海サイクリング・ルート
Part One: The North Sea cycling route
(26) U-Boat and "the enemy below"

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イギリス人のジェームズ君。

ブレクセンからブレーマーハーフェンへ渡る、フェリーを待っている間に、イギリス人のジェームズ君、40歳と知り合いになりました。フェリーの中で、Carrie ten Boom (1892-1983)というオランダ人女性の本を紹介してくれました。第二次大戦中、ドイツのナチスによる迫害から、ユダヤ人を救い、かつ、自分自身も強制収容所に送られました。収容所で、家族を失い、彼女だけが、助かりました。敬虔なクリスチャンで、戦後、宣教活動をしていたと聞きました。

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ブレーマーハーフェンの港にある、サイクリング・ロード標識。
ここから、また、北海サイクリング・ルートがでてきました(右側の青い自転車の標識)。私の北海サイクリング・ルートは、あと、52キロのクックスハーフェン Cuxhafen で終わりです。そこから、今度は、「第二部 エルベ川サイクリング・ルート」を走ります。

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ブレーマーハーフェンのフェリーボートの港。ちなみに、ブレーマーハーフェンとは、「ブレーメンの港」という意味です。

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船のへさきに付ける像を模した像。

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ブレ―マーハーフェンの港。
サイクリング・ロードのガイドブック bikeline で、ブレーマーハーフェン港に、旧ドイツ海軍の潜水艦Uボートが展示公開されているのを、知りました。Uボートについては、私が高校生の時分に見た、「眼下の敵」(1957年)という映画が、強烈な印象で残っています。
「眼下の敵」という映画は、ドイツ海軍の潜水艦Uボートとイギリス海軍の駆逐艦の息詰まる戦いです。海上と海底から、お互いに知恵の限りを尽くして戦います。最後に、潜水艦が海上に浮上して、潜水艦の艦長と駆逐艦の艦長とが、目を合わせます。そこには、憎しみではなく、相手の優れた能力に対して、敬意の念がこもっています。
それで、Uボートというのを知ったので、是非この機会に見てみたいと思っていました。そのことを、ジェームズ君に話したら、
「アッ、それ知っています。ロバート・ミッチャムでしょう?」
と、彼も、若いながら知っていました。イギリス駆逐艦の艦長が、ローバート・ミッチャム、ドイツUボートの艦長が当時、よく映画にでていた、ドイツ人のクルト・ユルゲンスという俳優です。

眼下の敵
映画「眼下の敵」のポスター。

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そこで、ジェームズ君も一緒に見学に行くことにしました。
Uボートが見えてきました。写真右側。

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ブレーマーハーフェン港に展示されているUボート。

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艦橋部分。

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Uボートの後部。

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Uボートの案内板。「技術博物館 Uボート ヴィルヘルム・バウアー号」

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見学順路。

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Uボートの内部。魚雷発射装置。

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士官休憩室。

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通路。

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機関室。

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見学を終えたジェームズ君。この写真を見て、思い出しましたが、彼の自転車のサドルは、私と同じBROOKS製です。盗まれるといけないのでと、駐輪中は、汚いビニール袋をかぶせて、笑っていました。

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帆船とUボート。

つづく

(27)二通の嬉しい便り

第二部 北海サイクリング・ルート
Part One: The North Sea cycling route
(27) Two delightful mails

一通の便りは:

前回の記事で、イギリス人のJames君と、ブレーマーハーフェンで出会ったことを、乗せました。彼のメール・アドレスを失くしてしまい、写真を送れずに困っていました。James君は、昨日の私のブログ記事を見たらしく、「無事に大旅行を完走してよかったですね」というコメントを添えて、ブレマーハーフェンで撮影した、私の写真(次の2点)を、きょうe-mailで送ってくれました。

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フェリーから降りて。

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Uボート見学を終えて。

もう一通の便りも、ヨーロッパからです。私のブログのコメント欄に届きました。

私の今年の「100日間5000キロの旅」も、ほとんど終わりの頃です。ドナウ河口の町、ルーマニアのスリナで、二人の日本人(別々の旅人、サイクリストではなく、鉄道やバスの旅)に出会いました。100日間5000キロという長旅で出会った日本人の旅人が、このお二人だけで、しかも、こんな辺鄙な場所だというのも不思議なことでした。

出会った日本人のひとりは男性で、もう一人が女性のMさんです。そのMさんから、このブログにコメントを頂きました。

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日本人女性のMさんと。ルーマニアのスリナのレストランにて。

出会った時、旅の話を聞くと、シベリア鉄道でヨーロッパに入り、リトアニアやウクライナを回って、ここスリナまでやってきたそうです。ちなみに、スリナはドナウ河口にある町で、ドナウ・デルタは、世界遺産になっています。私の自転車旅行も、普通の方には、理解を越えたことかもしれませんが、Mさんのお話を聞いていると、どうも私には理解できない途方もない旅のようです。きょう、頂いたコメントによれば、今、アムステルダムにやってきたそうです。なお、私とスリナで出会ったのは、8月12日です。そのときも、その先どこへ、いつ行くのか、分からないと言っていましたが、今もまだ、どこへ、いつ行くか、決まっていないのでしょうか?

楽しい旅を、無事続けられることを祈ります。

奇しくも、同じ日に、ヨーロッパから、二通の便り。不思議なことです。また、インターネットにより、世界の距離が無くなったことに、驚いています。

つづく