(1)エルベ川サイクリング・ロード、クックスハーフェンから

第二部 エルベ川サイクリング・ロード
Part Two: Elbe cycling road
(1) Elbe cycling road

europe1350refエルベ川
エルベ川サイクリング・ロードの地図。プラハ・クックスハーフェン間約1,000km。
左上の C は、クックスハーフェン。

エルベ川(チェコ語ではラーベ川)は、チェコ北部に端を発し、ドイツ東部を流れて、クックスハーフェンで、北海に注ぐ川です。全長 1,091km。そのうち、ドイツ国内727km。チェコのプラハ方面から流れて来る、モルダウ川(チェコ語で、ヴルタヴァ川)が、プラハの北、10km弱のムニェルニ―ク Melnik というところで、エルベ川に合流しています。

エルベ川サイクリング・ロードは、チェコのプラハから、ドイツのクックスハーフェンのある北海まで、約1,000km のコースです。ドイツのサイクリング・ロードのうち、6年連続で一番人気のあるコースだそうです。

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クックスハーフェンからハンブルクまでのサイクリング・ロード。約 160km。bikelineの地図より。

私は、エルベ川の源流からではなく、エルベ河口のクックスハーフェンからスタートして、エルベ川を遡って走ることになります。

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ハイネのように、昔の恋は、クックスハーフェンの波止場に置いて、エルベ川サイクリングの開始です。
標識にエルベ川サイクリング・ロード(左側 e )と、北海サイクリング・ロード(右側青い自転車)両方のマークが並列して、出てきました。

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この日の昼食は、スーパーの中のスナックで。

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海岸の土手の内側にキャンプ。Am Weltschifffahrtsweg という長い名前の、アルテンブルッホ Altenbruch にあるキャンプ場。

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大きなキャンプ場です。私のテントは、手前の木の陰にあります。

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きょうのビール。

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海岸へ出てみると、ここにも、日光浴用のイスが置いてありました。

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イスの構造の見学をしました。使わないときは、柵で閉じています。

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灯台がありました。 太ったベルタ(ベルタは女性名)という名前です。なにか謂れがあるらしいのですが、分かりませんでした。

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太ったベルタと風力発電。

つづく
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(2)カーデンベルゲ駅で電車に置いてけ掘、シュターデまで

第二部 エルベ川サイクリング・ロード

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33番の枠内に、Stade シュターデ

強い、冷たい風が吹いています。なんとか早く、海岸から離れようと思い、鉄道で、シュターデという町まで、輪行することにしました。そこにユースホステルがあります。さいわい、アルテンブルッホのキャンプ場の近くに駅があります。キャンプ場を出て、駅へゆくと、そこは閉鎖されているとのことでした。
「次のオッテルンドルフで、乗れますよ」
と教えてもらいました。

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そこで、オッテルンドルフへと向かいます。しばらくは、羊の道。

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羊の親子。

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いっぱい、います。

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気持よさそうに寝る羊の親子。

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日光浴用のイスの前を走るサイクリング・ロード

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オッテルンドルフの町に近づいてきました。
堤防を造った記念碑でしょうか。

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オッテルンドルフの町で。

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オッテルンドルフ駅。無人駅です。自動販売機での切符の買い方がわかりません。写真の夫婦に教えてもらいました。
手順は確か次の通りです:
1.列車の種類を指定
2.等級を指定
3.大人一人を指定
4.行く先を指定
5.料金を挿入

自転車も有料です。上の手続きが、人間と自転車いっぺんにできたか、別々にやるのか、忘れました。
料金は、大人一人19ユーロ、自転車一台4ユーロでした。

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ドイツの場合、どの駅もそうだと思うのですが、駅構内と構外との区別がありません。車も通れる踏切を渡って、向かい側のホームに出ました。

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左側の黄色いものが、自動販売機です。

さて、電車がきました。自転車用スペースのある車両がわかりません。そこで、通常の車両に乗りました。自転車と一緒にデッキに立っていました。女性の車掌さんが改札にきました。
「後のほうに自転車用車両があるので、次の駅で移ってください」
と言われました。

次のカーデンベルゲ駅で停車中、後部車両のほうへと、ホームを急ぎました。自転車マークの付いたドアの前にきて、自転車を押して乗り込もうとした瞬間、ドアが閉まってしまいました。ドアを開ける緑のボタンがあったので、それを何度も押してみましたが、ドアは開きません。そして、電車は、わたしと自転車をホームに残したまま、無情にも、去って行ってしまいました。

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電車に取り残された、カーデンベルゲ駅。

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次の電車まで、一時間半ほどあります。駅と周辺の見物をすることにしました。
取り残されたホーム。写真の通り、駅構内と構外との区別がありません。

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外のどこからでも、駅のホームに出られます。
日本人には、甚だ危険に感じられるのですが、乗客が、外からホームに入ると、近道をするために、ホームから飛び降りて、線路を横切り、向かいのホームに登ったりしていました。

一時間半ほど待って、次の電車がきました。

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今度は、無事、自転車用車両に乗ることができました。
自転車のマークを付けた自転車用車両があり、その一部が自転車や乳母車の優先席になっています。

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この車両は、窓にも、自転車の絵が描いてあります。
自転車は、電車の振動で倒れやすいので、ロック用のチェーンなどで、括り付けておくのがよいでしょう。

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この電車はすいていますが、こんでいて、自転車を三台くらい重ねて置く時もあります。

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シュターデのユースホステルに着きました。この時、ユースホステルの会員証を持ってくるのを忘れたことに気が付きました。せっかく、永久会員証をもっているのに・・・
14:30頃到着しましたが、17:00まで閉鎖しています。古い町のようなので、町の見物をして、時間を過ごすことにしました。

つづく

(3) ハンザ都市シュターデの思い出

第二部 エルベ川サイクリング・ロード
Part Two: Elbe cycling road
(3)Memory of the Hansestadt Stade

シュターデのユースホステルに到着しましたが、17:00まで、入館できません。シュターデの町を見物して、時間を過ごすことにしました。

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シュターデの位置。ハンブルクの西約45kmのところにあります。Wikipediaより。

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シュターデのほぼ町の中心。ユースホステルから歩いて、約5分位の場所。

シュターデに来るまで、こんな町がドイツにあることを知りませんでしたが、ハンブルク、リューベック、ブレーメンなどと並んで、この町も早くから、ハンザ同盟に参加していたハンザ都市です。古くから、交易の要所として栄えました。

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昔のクレーン。クレーンを屋根で保護しているのがいい。
建物の中は、観光案内所になっています。

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別の角度から見たクレーン。

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親切な観光案内嬢。

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カフェの二階。ジェームズ・ディーン、マリリン・モンロー、エルヴィス・プレスリー。マリリン・モンローは下から風が当たって、スカートが動いています。

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カフェの前の銅像。スリスリする猫の姿が可愛い。

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古い町に、いろいろな見所があって、楽しい街です。

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玄関上の飾り。

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1659年の建物のパン屋さん。

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いろいろな店の看板。

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ライオン薬局の看板。
写真左に監視カメラが写っています。Wikipediaによれば、シュターデは、2007年に、ドイツで最も監視カメラの多い地区として、ドイツで有名になったそうです。

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シュターデのカフェの前で。

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ここにも、クレーンが。

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シュターデの街角の自転車。

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一生懸命に写真を写していたら、二組のドイツ人夫婦に、声をかけられて、からかわれました。それから、私の自転車旅行の話しになって、質問攻めにあいました。皆私と、同じくらいの年齢で、一番右端が一番若く64歳、他は70歳くらいだそうです。

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ドルトムントから遊びに来ているそうですが、なんといういい笑顔でしょう。

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短い時間でしたが、終始大笑いしながら、すっかり仲良くなりました。

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17:00にユースホステルに戻り、チェックインしました。このユースでは、夕食が出ません。ラーツケラー(市役所の地下レストラン、写真)があったので、ここで食べることにしました。

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一杯目のビール。

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料理は、豚肉の焼いたのに、ジャガイモ。それに、野菜サラダです。

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二杯目のビール。このラーツケラー特性のビールです。

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ビールをここで、つくっているのか、飾りだけなのか、ビール醸造器があります。

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広いレストランに、最初から最後まで、客は私ひとりでした。暇そうなウェートレスさんに写真を撮ってもらいました。

この町は、皆さんにも、ぜひ、お勧めしたい場所です。

つづく

(4)シュターデ・ユースホステル

第二部 エルベ川サイクリング・ロード
Part Two: Elbe cycling road
(4) Stade Jugendherberge

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シュターデのユースホステル。

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二人部屋を一人使用にお願いして(朝食付き)、34ユーロ(約3,400円)。これは、その部屋です。二段ベッドがついています。

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トイレとシャワーも、部屋についています。

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食堂。

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朝食はビュフェで、左側廊下に食べ物が置いてあります。

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ユースホステルにあったシュターデの町の模型。

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ユースホステルの壁に飾ってあった、素敵なポスター。「出会い」と書いてあります。

つづく

(5)懐かしのハンブルク

第二部 エルベ川サイクリング・ロード

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さて、きょうは、いよいよ、ハンブルクを目指します。いよいよ、というのは、約40年前の若いころ、仕事でよく訪れた町だからです。
シュターデを去って、3.5km。グリューネンダイヒ Gruenendeich 方面へ向かいます。

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ここは、走りやすいエルベ川サイクリングロード。

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途中、エルベ川の中の島があり、キャンプ場や宿泊所があるようです。

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この写真は、ただ風景として撮影したつもりですが、写っている夫婦のサイクリストと、あとから、また出会いました。

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ハンブルクまで、あと、40km。北海サイクリング・ルートとエルベ川サイクリング・ロードの他に、フルーツ・ルートというのも走っています。

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上の写真の標識が立っている場所。

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フェリー乗り場。
ハンブルクは、エルベ川の右岸にあります。私の、今走っている道は左岸です。フェリーで、エルベ川を渡らなければなりません。対岸に渡るフェリーは各所にあって、私は、クランツ Cranz というところから、ブランケネーゼというところに渡るつもりです。

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サイクリング・ロードは細い川沿いの、土手に出ました。左側に、白い跳ね橋が見えています。

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跳ね橋。

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跳ね橋を見ていたら、ドイツ人夫婦のサイクリストが来ました。
「これは跳ね橋です」
と教えてくれました。日本に帰ってきてから、写真を見ていて、この夫婦は、このページの上のほうで、紹介した夫婦だと気が付きました。

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どこからか、忘れましたが、この夫婦は、この町に旅行にきて、近辺をサイクリングしているとのことでした。

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跳ね橋のたもとに実をつけていた黄色いサクランボ。なるほど、ここは、「フルーツ・ルート」でもあるのです。
「食べられるのは、8月でしょう」とドイツ人夫婦が言っていました。

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跳ね橋のたもとにあったサイクリング・ロード標識。ハンブルクまで、34km。
「跳ね橋は(自転車から)降りて渡ること」と書いてあります。

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小川と土手と密集した家の間を、サイクリング・ロードは進みます。

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サイクリング・ロード・マップ bikeline の説明によれば、この地方の家は、玄関に特徴があるのだそうです。

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美しい玄関。

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風車もあります。

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まだ対岸(右岸)に渡っていませんが、すでに、ハンブルク地域に入りました。フェリーに乗る地点クランツです。

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フェリー出航を待っている間に。

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ハンブルク近郊のエルベ川。

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フェリーの自転車置き場。

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対岸ブランケネーゼの町が見えてきました。

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さあ、対岸に着きました。いよいよ、ハンブルクです。

つづく