お勧めのツーリング拠点都市Q&A

Q4。お勧めのツーリング拠点都市

私は当面は短期の海外ツーリングをしてみようと思っています。
特に、最初は一都市に連泊してそこを拠点に日帰りツーリングをするスタイルを試すつもりです。
貴重な休みを利用して行くので、雨の予報の日は、徒歩・交通機関利用の観光に切り替えることも想定しています。
パリを別にすると、直行便がある都市(ウィーン、フランクフルト、チューリッヒ、アムステルダムなど)はサイクリングロードも通っており、容易に目的を達成できそうな気がします。
cyclooさんの旅のスタイルとは違いますが、他にお勧めの都市はあるでしょうか。
ホテルに泊まる場合は、自転車をどこに置くかという問題もありますが。

A4.

1.おっしゃる通り、私のスタイルとは違うので、考えたことがありません。お勧めというより、まず、私の立ち寄った都市についての印象を述べさせて貰います。

これまで、私が自転車の旅に利用した、スタート地点とフィニッシュ地点の都市は次の通りです。
2004年 フランクフルト、アムステルダム
2005年 フランクフルト、ブダペスト
2008年 アムステルダム、ブダペスト
2009年 チューリッヒ、フランクフルト
2010年 チューリッヒ、ウイーン
2011年 チューリッヒ、パリ
2012年 アムステルダム、ブカレスト
2011年 チューリッヒ、ボルドー

(1)フランクフルト
街中を走った事はないので、分かりません。
フランクフルト・ユースホステルの向かいに、マイン川サイクリングロードがあります。上流でも、下流でも行かれます。下流へ60kmほど行けば、ライン川サイクリングロードに出会います。

bikelineに次の地図があるので、市内も市外も走りたいというのであれば、参考になるのでは。フランクフルトから各空港へ足を伸ばしても、飛行料金は変わらないはず。
ベルリン周辺 Rund um Berlin
ハンブルク周辺 Radatlas Runde um Hamburg
ミュンヘン周辺 Rund um Muenchen

フランクフルトに限らず、市内走行や市外に出る時には、サイクリングロードがあるとはいえ、車が多かったり、道が複雑であったりするので、注意が必要です。

(2)アムステルダム
ここも市内を走っていないので、わかりません。
ただ、オランダは、長距離自転車道路が網の目のように発達しているので、郊外へ出て楽しむにはいいかもしれません。その場合、ホテルがサイクリングロードに出やすいことが条件ですが、宿泊地についてはノーアイデアです。参考までに、リンク欄にオランダ長距離サイクリング・ルートマップを載せておきました。
ここからもクリックして見ることができます

(3)ブダペスト
街中はサイクリングに不適でしょう。
街中をドナウ川サイクリング・ロードが貫通しています。上流でも下流でもいけます。但し、街をでるまで、道は複雑です。

(4)チューリッヒ
街中は分かりません。
空港ホテル Hliday Inn Express Zurich SAirportは、市街へ出るにも、郊外に出るにも便利です。グラット川サイクリングロードからライン川サイクリングロードに出られます。

110114d.jpg
スイスにも、このように長距離自転車道が走っています。チューリッヒの近くは5号線と8号線があります。2号線がライン川サイクリングロードです。
詳しくは、リンク欄のスイス・サイクリング・ロードを参照して下さい。
ここをクリックしても見ることができます

(5)ウイーン
市内をリングという道が半周しています。そこにサイクリングロードが完備しています。
街中から、プラーター公園を通って、ドナウ川サイクリングロードに出ることができます。出た所の島にサイクリングロードがあります。
ウイーンに近づくと、「自転車の盗難に注意」と聞かされることが多いので、注意してください。

(6)パリ
市内はサイクリングロードが発達していて、観光に便利です。観光案内所で、そのマップも貰えます。但し、美術館など館内に入る見学はためらわれます。
郊外へは、セーヌ川沿いしか知りませんが、大変です。

(7)ブカレスト
街中で、サイクリング・ロードを見かけましたが、よく分かりません。

(8)ボルドー
ここは、市街地、郊外も快適です。
郊外は、大西洋方面へと、Piste Roger Lapebieへと出ることができます。
この年は穴場です。

自転車を持っていく場合、
・空港からホテルまで、どうするか?
・ホテルからサイクリングロードまで簡単にいけるか?
を考えて置いて下さい。
全般に、ホテルでのパーキングは、自転車旅行がポピュラーなために、自転車のパーキングは、ホテルで標準化されていて、問題ありません。
貸自転車が発達しています。長距離の旅行をしないのであれば、貸自転車の有無を確認して、貸自転車利用も選択肢かと思います。

2.私のお勧め

日帰りのツーリングは、荷物をホテルに置いて、身軽なサイクリングができるというメリットはあります。しかし、せっかく自宅から離れて、長距離ツーリング・コースのあるヨーロッパを走る場合、One-wayの旅をお勧めします。

条件として、
A.日程
休暇が10日間。
時差の関係で、行きに1日、帰りに2日、合計3日間が、日本往復に充てられます。正味7日間。
B.距離
一日の走行距離60km。合計走行距離420km。
C.装備
キャンプ仕様

(1)パッサウ~ウイーン 320km サイクリストのパラダイスと言われているポピュラーコース(片道面倒な鉄道輪行の難あり。これがなければ、第一候補。)
(2)ウイーン~ブダペスト 340km スロバキアのブラチスラバを横に見て、主にハンガリーを走り、ブダペストに入る感激コース。

2008europecycling4 1708c
ブダペスト到着。2008年。

(3)フランクフルト~ケルン 260km いわゆるライン下りのコース(ケルン空港が使えれば鉄道輪行必要なし。要チェック)

2008europecycling1 0978b
ライン川サイクリング・ロード。
第二次大戦レマゲン鉄橋攻防の激戦地。向こう岸に鉄橋の跡が見えます。2008年。

(4)チューリッヒ~ボーデン湖半周~チューリッヒ 390km 目の覚めるようなボーデン湖の青に圧倒されるコース(一部簡単な船・鉄道輪行)

入門編として、いちばん楽なのは、(3)でしょう。いわゆるライン下り(含むローレライ)を、のんびり堪能できます。次に(2)をお勧めします。

上述1.にしろ、2.にしろ、飛行ルート、空港からホテル、ホテルやキャンプ場の選び方、ホテルからサイクリングロードへのアクセス、輪行の難易度等々が関係してきます。詳細は、計画が具体化したときに、ご相談に応じます。

Q&A4 おわり
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旅行記録や写真の整理Q&A

Q3.旅行記録や写真の整理について

cyclooさんはブログを、帰国後に作成しておられますが、内容が詳細で驚かされます。
現地から更新しているかのようです。
特に、写真の情報(撮った場所や、人ならどこの国のツーリストかなど)は旅の間、随時写真番号と対応させてメモかなにかとっているのでしょうか。

A3.

1.小型手帳を一冊持参して、旅行中、これに、次のメモをとっています。
(1)日付、ルート(どこからどこまで)、当日走行距離、累計走行距離、宿泊先
(2)小遣帳(食品の買い物の項目は、「スーパー」というようなラフなものです。2013年分は、費用明細を作りませんでした。おそらく、例年通り、なにもかもひっくるめて、一日40~50ユーロで収まっているものと思います。)
(3)日記(特に出会った人の出身地、年齢、アドレスなどの特記事項)

110114a.jpg
上述1-(1)のルートのメモ。
帰ってきてから、Wikipediaで調べた地名のカタカナ読み方を赤字で振っています。

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上述1-(2)の小遣帳。
リヨンで、ブレーキが効かなくなったこと、本格的にローヌ川を走るのに、キャンプ場ガイドや地図を買ったことなど、思い出が蘇ってきます。

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上述1-(3)の日記。
出会った人に書いて貰ったe-mail addressなども、セロテープで貼っておきます。

2.帰国後、ブログ記事を作るに当たり、次のものをベースにします。
(1)上述1ー(1)、(2)、(3)。
(2)撮ってきた写真を「マイピクチャ」にいれています。これで、日付別にファイルされていますので、上述1-(3)と照合できます。
(3)使った地図(75,000分の一~150,000分の一)
これらを、見ていれば、旅の思い出が鮮明に蘇ってきます。

3.皆様のお役にたちたいと謳っている手前、余り間違ったことは書けないので、関連小説・映画・土地案内などは、主にWikipediaや旅行ガイドブックで、チェックします。
4.地名のカタカナ読み方は、Google map でチェックします。ただし、Google map でも、結構誤りがあります。スイス・フルカ峠東に、オーバーアルプパス(上アルプス峠という意味)という駅があります。Google mapでは、これがオーベラルパスとなっています。

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オーストリア・グラインのキャンプ場にて。キャンプ場の主(あるじ)と。これで、三度目なので、知り合いです。2012年。

Q&A3 おわり

キャンプ場の調べ方Q&A

Q2.キャンプ場の調べ方
これまでの旅ではキャンプ場は事前にどの程度調べて行っていたのでしょうか。
地図で、経路上にキャンプ場が全くない区間が無いことを日本でチェックしていって、あとは現地で出たとこ勝負という感じでしょうか。

A2.
これは簡単です。

(1)まず、原則として、私はサイクリング・コース(ロード)しか走りません。そのための、次のような地図があります。そして、その地図にキャンプ場のマーク(△)が示されています。

・各所のbikelineの地図
・ドナウ川サイクリング・ロード Donauradweg 8冊
・ロワール川サイクリング・ロード La Loire a Velo 6冊
・Greenway Praha-Wien
・ミディ運河サイクリング・ロード Voie Verte & Chemins Toulouse-Sete a Velo
・ガロンヌ運河サイクリング・ロード Voie Verte Bordeaux-Touloese a Velo

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bikeline Rhein-Radweg 2 の地図。スイス・バーゼル付近。矢印のところに、キャンプ場(△の中にC)があります。
バーゼルのキャンプ場と言っていますが、実際にあるのは、フランスのHuningueという場所です。 

(2)フランスでは、上述地図でカバーされないところがあり、フランスをたくさん走る場合は、次のガイドブックを現地で買います。

Guide Officiel Camping-Caravanning(毎年発行)
これには、フランスの11,000の公式キャンプ場が載っています。
ちなみに、フランスの面積は、日本の1.5倍あります。日本の面積に比例させると、日本に、7,333のキャンプ場があることになります。日本に47都道府県があります。単純に平均すれば、日本の各県に、156の公式キャンプ場があることになります。大体各町が持っています。日本のキャンプ場事情をよく知りませんが、おそらく、この辺りの豊かさは、日本は逆立ちしても追い付かない所でしょう。

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Guide Officiel Camping-Caravanningの初めのページの地図。最近ブログの写真を修復したロワール河口付近。△がキャンプ場。「スケール20km」と比較すると、どれだけたくさんキャンプ場があるか分かると思います。
このガイドブックの本文には、各キャンプ場の住所・営業期間・各種施設の有無などが記載されています。 

(3)また、スイスには、「スイス・キャンプ場地図」というのが、毎年発行されています。これには、290のスイス公式キャンプ場が地図に示されています。これも、概略のコースを決めるのに役立ちます。これは、スイスのキャンプ場で、無料で貰えます。
ちなみに、スイスの面積は九州とほぼ同じです(除く沖縄)。九州7県ですから、スイスでも、九州の各県に、41の公式キャンプ場がある計算になります。

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スイス・キャンプ場地図 Schweizer Campinglarte。
2013年に走った、レマン湖付近の地図です。緑の△がキャンプ場。これも、「スケール20km」と比較すると、キャンプ場を探すのは、簡単だということが分ります。赤で印をつけたところが、2013年に泊まったキャンプ場です。
なお、レマン湖の西と南の空白部分はフランスなので、キャンプ場は記載されていません。

(4)キャンプ場の数と地図は、上述の通りの事情です。
私が走った限りのヨーロッパでは、キャンプ場は、サイクリング・コース上に、大体30~60kmごとに1カ所あると考えてOKです。
(但し、ルーマニアは、キャンプ場が殆どなく、専らホテルに泊まっていました。ツーリスムがまだ発達していないのでしょう、ホテルも余りありませんでした。100km以上、ホテルもキャンプ場もないコースがありました。幸い、民家の庭にテントを張らせて貰い、難を逃れました。)

(5)前回の「日常生活について」とも関係しますが、毎夕、テントの前で地図を広げて、翌日のコースで、50kmくらい先のキャンプ場を探して、明日はここか?こっちか?と見当をつけて楽しい時間を過ごします。キャンプ場の事前調査というのは、これだけです。

これで、該当地図さえ持っていれば、キャンプ場の調べ方は簡単ということが、お分かりになると思います。

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ドナウ川サイクリング・ロード。オーストリア・アウのキャンプ場にて。2008年。

Q&A2 おわり

自転車の旅 日常生活についてQ&A

ブログ仲間の方より、ヨーロッパ自転車のんびり旅について、質問を貰いました。
自転車旅行の一般的問題なので、その方のお勧めもあり、他の皆様のお役にも立てるように、このブログで記載することにしました。

質問は次の四つです。
1.日常生活について
2.キャンプ場の調べ方
3.旅行記録や写真の整理について
4.お勧めのツーリング拠点都市

DSC038212b.jpg
ドイツ・ケーニッヒシュタインのキャンプ場。川はエルベ川。2012年。

順番にお答えしてゆきます。

Q1.日常生活について
キャンプ場に午後の早い時間に到着しているとのことですが、生活面でどのように過ごしているのでしょうか。
まず、テント設営し、洗濯をしないと翌朝乾かないでしょうか。
またキャンプ場にスーパーやレストランが無い場合もあるようですが、食料はテント設営後に最寄りの街まで買いに行っているのでしょうか。
衣食を中心にツーリング中の標準的な一日の流れを解説していただけると助かります。

A1.
(1)まず食事です。
私は糖尿病で、お医者さんから「腹七分目」と言われています。また、肉もあまり食べないように、アルコールの量も控えるようにしています。こんな条件下で、原則食事内容は次の通りです。粗食に努めています。但し、レストランで食べると、その反動で、大食してしまいます。

朝食
パン(フランス系の土地の場合、バゲット1本/日。ドイツ系の場合、ゼンメル1~2個/食。)
生ハム 2枚入り1パック
ヨーグルト 1本
果物(イチゴかサクランボ)
コ-ヒー

昼食
野菜サラダ(3~5ユーロのこれだけで、お腹一杯になるような量のもの。ドレッシング付き。)

夕食
朝食と同じ内容に加えて
ワイン 350ml(フルボトル半分。残りは500mlのペットボトルに入れて翌日へ)
ビールはキャンプ場へ到着した時、大体手に入るので、500mlを一本。
料理することが嫌いなのと、食べ物に執着がないので、大体これで済んでいます。

DSC039052b.jpg
チェコの食事。生ハムとパン。ヨーグルトにコーヒー。何という名前のパンか分かりませんが、口には合いませんでした。2012年。

(2)衣類
下着のパンツ 2枚
靴下 2足
半袖ジャージー 2枚
短パン 2枚
普段着兼パジャマ 1枚
長袖ジャージー 1枚
長ズボン 1枚
ウインドブレーカー兼レイン用ジャンパー 1枚
ポンチョ 1枚
バスタオル(中型) 1枚
小型タオル 1枚 

(3)上述の食事と衣類を前提に、一般的キャンプ生活の日常は次のようになります。(決まりはありませんので、平均すればこのようになるだろうという、ラフなスケジュールです。)

08:00 
・起床。
・洗面。同時にカメラの充電。
・朝食。
・寝袋とマットのパッキング
・他の荷物のパッキング
・テントのパッキング
・自転車へ荷物の取り付け
10:00 
出発。
途中スーパーがあれば上述三食分を買います。(きょうの宿泊予定地に店があるかどうかは分からないので、到着してから、買い物することは余りありません。飲み物などの持ち運びを考えれば、これができれば楽なのですが。)
店が見つからない場合は、取りあえず、パンだけ買っておくこともあります。パン屋さんは、大体どこにでもあるので。
勿論、コンビニはないし、買い物に関しては、日本に比べると、非常に不便です。 
12:00 
昼食
16:00 
・キャンプ場到着
・テント設営
シャワー。同時にシャワー内で洗濯も済ませます。
(通常は、下着のパンツ、半袖ジャージー、短パン、各1枚、靴下1足のみです。必要に応じて、パジャマや長袖やタオルを、天気の良くて、時間に余裕のあるときに洗います。これで、早ければ就寝前に、遅くとも翌朝まで乾いています。天気が悪く、タオルや靴下が、時々乾いていないときがあります。その場合、テントを荷台にしばっておくゴム紐に挟んで、走行中に乾かします。
石鹸は、シャンプーとボディ用固形石鹸。洗濯は、この固形石鹸。)
・周辺に見所があれば、散歩に出たりします。
17:30  
夕食
キャンプ場に、レストランがあれば、大体そこで食べます。きょう買った夕食が余ることになりますが、翌日の昼食または夕食に回します。その分、翌日の買い物は少なくなるという計算になります。)
18:00  
・日記をつけたり、今日の行程を辿ったり、明日以降の行程を検討したりします。
・テントの外で読書。(座り心地のよいイスが必要です。)昨年は、文庫版のモンテーニュを持ってゆき、何度も読んでいました。地図も面白く見られます。観光ガイドブックがあれば、もっと面白いのですが、重いので持てません。代わりに、観光案内所から貰った、観光パンフレットが役立ちます。
・キャンプ場の周りの景色が良ければ(例えば川が流れている)、ワインを傾けながら、見とれています。
・特にサイクリストがいれば雑談。
20:00~21:00  
テントの中に入って睡眠。21:00~22:00頃までは、明るいので、日の沈まないうちに寝ることになります。(従って、星を見た記憶がありません。)

DSC037722b.jpg
ドイツ・エルベ川沿いのキャンプ場にて。2012年
・飲んでいるのは、コーヒーではなく、ワインです。
・着ているのは、ユニクロで買った速乾性の上下です。これが、普段着兼パジャマとなります。
・座っているのは、ALITEの二脚イスです。
・テントは、MSRの二人用。
・バッグは、ORTLIEB製です。

尚、ご参考までに、2013年帰国後、糖尿病・高血圧・悪玉コレステロールは、薬を飲んでいての話ですが、すべて正常値に戻っていました。但し、最近の検査で、糖尿病は正常値をまた超えてしまいました。

Q&A1 おわり