アルプス~地中海~大西洋 2300km まえがき

スイスのチューリッヒから(6月9日出発)、フランスのボルドーまで(7月28日到着)、ほぼ、当初の予定の下図の通り、走って来ました。今回は、スイスとフランスを、ゆっくりと見て回ることができました。

midexiti地図

次の順序で、報告してゆきます。また、宜しくお願いします。

1.スイスのライン川サイクリング・ロード:チューリッヒからアンデルマットまで
2.スイスのローヌ川サイクリング・ロード:アンデルマットからジュネーブまで
3.フランスのローヌ川サイクリング・ロード: ジュネーブから地中海まで
4.ミディ運河サイクリング・ロード:地中海からトゥールーズまで
5.ガロンヌ運河サイクリング・ロード:トゥールーズからボルドーまで

合計で、2,300キロになりました。

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成田からチューリッヒへ

2013年6月6日成田発

DSC00024.jpg エールフランスAF217便。

DSC00025.jpgそろそろ到着です。パリには、翌朝03:50の到着です。そのあと、チューリッヒに向かう乗り換え便が、07:45です。約4時間も待たなければなりません。しかし、パリCDG第2空港Gターミナルへのバス乗り場が、なかなか分からず、空港内で、随分迷いました。おかげで、あせらずに迷うことができました。

DSC00029.jpgバス乗り場と思しきあたりに、数名の日本人の方がいました。その方たちに尋ねると、ここがバス乗り場だと確認することができました。
あとで聞くと、その方たちは、フィレンツェに行く日本人グループだそうです。その方たちも、Gターミナルです。
Gターミナルに着いて、また、その方たちと一緒になりました。その雑談中、私の、のんびり旅の話も聞いて貰いました。帰国後、ブログを見たら、shin2という方から、早速コメントが入っていました。

それでもまだ、乗り換え便の出発まで、たっぷり時間があります。早朝ですが、ビールを頼んで、待つことにしました。

DSC00031.jpgやっと、乗り換え便に乗れます。

DSC00034.jpg天気がよく、機内から、これから走る、ライン川がはっきり見えました。

DSC00037.jpgチューリッヒ空港内の謎の展示物。

DSC00038.jpgチューリッヒ空港内のサイクリング・ロードの展示。

DSC00039.jpgチューリッヒ空港内のビールの展示。

DSC00050.jpg チューリッヒ空港内のカウ・ベルの展示。

DSC00042.jpg定宿チューリッヒ空港ホテル、ホリデイ・イン・エクスプレスへのシャトルバス乗り場。

DSC00045.jpgホテルには、午前10時頃到着しました。予約と同時に、e-mailで、早朝のチェックインをお願いしておきました。案の定、規則通り、14:00のチェックインだと、何事もなかったかのように、あっさりと言われました。

DSC00046.jpgホリデイ・イン・エキスプレスのシャトル・バス。トレーラーに自転車を簡単に積めるので便利です。
このホテルは、部屋・朝食・サイクリングロードに近いロケーション・シャトルバス等いいのですが、レセプションの対応がいまひとつです。

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またまた、14:00まで、4時間もあるので、自転車を組み立てることにしました。いつも、写真右側のもみじの木の裏あたりで、作業します。

DSC00043.jpgシャトルバスの運転手さん。バスの出発まで、時間があるものですから、私が自転車を組み立てているのを見て、ああだ、こうだ、と口をはさみます。スリランカから20年前に出て来たそうです。
自転車は、無事、組み立てることができました。輸送中の問題は、特にありませんでした。ここで、一晩休み、いよいよ明日出発です。

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まず、最初に飲んだ、スイスのワイン。

チューリッヒを出発

6月8日 1日目
まず、ライン川サイクリング・ロードの起点、アンデルマットを目指します。

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これは、スイス全図です。赤い線が、スイス国内のライン川サイクリング・ロード。Aが、ライン川サイクリング・ロードの起点、アンデルマットです。Hが、チューリッヒ空港ホテル、ホリデイイン・エキスプレスのある場所です。
私は、源流近くの起点を目指して、逆に川をさかのぼって行くことになります。
また、ホテルから、ライン川サイクリング・ロードに出るには、グラット川サイクリング・ロードを30kmほど、走らなければなりません。

DSC00056.jpg さて、ホリデイイン・エキスプレスを出て、一般道路に出ます。グラット川サイクリング・ロードは、この道を渡らなければなりません。左を見ると、赤い横断歩道橋が見えます。これを、渡って、すぐにグラット川サイクリング・ロードがあります。

DSC00058.jpg 橋のたもとまで、行くと、なんと!工事中で渡ることができません。

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結構交通量の多い、片道二車線の道なので、安全のため、横断歩道を探して、今来た、ホテルの方へ戻りました。すると、片道二車線を渡ると、道路の中央に、待避所のある、横断歩道がありました。これで行きます。道路を渡りきると、自転車レーンがありました。ここは、どちらの方向に走っても、OK。

これを走って、歩道橋のたもとで、右折します。

DSC00059.jpg そして、50mほど入ると、グラット川サイクリング・ロード29号線にぶつかります。いよいよ。ここから、本格的サイクリング・ロードの始まりです。ライン川に出るために、北を目指します。私は、グラット川を通るのは、3回目になります。

DSC00060.jpg 懐かしい、屋根つきの橋も出てきました。標識に従って、左折します。このような標識を見落とさないことが肝心です。

DSC00061.jpg 大雨のせいか、橋の下のサイクリング・ロードは通れません。
私の出発の二週間程前に、ブログ仲間の「あらいぐまの自転車日記」のあらいぐまさんが東欧ツアーに出ていました。同氏のブログで、雨による、川の氾濫等に悩まされているレポートを読んでいたので、ここでもかという思いがしました。
しかし、私の場合、幸いにも、その名残のようなものには出会いましたが、悪影響は受けませんでした。

DSC00062.jpg 「射撃の危険!」迂回せざるを得ません。但し、迂回用の標識も、しっかり出ているので、迷うことはありません。

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ライン川のある、ラインスフェルデンまで、もう13km。29号線が、グラット川サイクリング・ロードの番号です。

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ラインフェルデンで、いよいよライン川に出ました。ここには、水力発電所があります。

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この辺りのライン川サイクリング・ロードを走るのは、5回目です。今までは、ライン川サイクリング・ロードの標識やユーロヴェロ6の標識を見て、走っていました。今回、初めて、スイスのライン川サイクリング・ロード2号線の標識を見て走りました。この標識があれば、地図はいらないと言う程、小まめに出てくるので、感心しました。

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アップダウンが多い代わりに、綺麗な景色が続きます。今回は、スイス側のサイクリング・ロードを通って行きます。これは、今晩、こちら側にある、スイスのフラーハのキャンプ場に泊まりたいからです。これまで、4回走ったうち、3回はドイツ側、1回だけ、スイス側を走っています。これは、ドイツ側のほうが、アップダウンが少ないからです。
ドイツ側を行きたければ、先程の発電所に、対岸に渡る橋があります。

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さて、フラーハのキャンプの手前に急な坂道があります。「4kmの間に、標高110mの登り」と標識が出ています。そこに、船着き場のある小公園があって、ベンチも置いてあるので、一息入れることにしました。

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入り江のようになっていて、川の流れもゆるやかです。家族連れで、水遊びをしています。

DSC00069.jpg ボートで舟遊びをしている人もいます。

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我が自転車も一息入れます。

さて、そろそろ出発しようかと、そこを出て、坂道を自転車を押して登ろうとした時です。坂道を一人のサイクリストが降りてきました。見ると、日本人のようです。
「日本のかたですか?」と声をかけました。
「そうです」とのことです。ブログ仲間のあらいぐまさんと同じ時期、同じブログ仲間の「ヨッシー日記」のヨッシーさんも、ツアーに出ていて、この辺りを走っているのを知っていました。ヨッシーさんの顔は知りませんでしたが、ちょっと話して、ピーンと来ました。
「ヨッシーさんですか?」
「そうです」
何と不思議な偶然でしょう。私が、すこしでも坂道を登りかけて、ヨッシーさんがスピードを出したまま降りてきて、すれ違ったら、こういう風に声をかけるチャンスは無かったでしょう。

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再び、公園に戻って、近況報告。右がヨッシーさん。

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そこへ、オランダからポルトガルまで走ると言う、ブラジルの青年もジョイン。

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写真撮影を、お願いした、現地婦人も一緒に。

スイス・フラーハのキャンプ場

6月8日のつづき

DSC00079.jpg 「4kmに渡って、標高110mの登り」と標識が出ている割りには、初めの何百メートルかを自転車を手で押して登った以外、それほどきつくは感じない行程でした。

そして、一度泊まったことのある、フラーハのキャンプ場に到着しました。
フラーハ Flaach まで、41kmになりました。

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フラーハのキャンプ場 TCS Camping Flaach am Rhein ☆☆☆☆ (←詳しくは、ここをクリック)

DSC00080ふらーは
レセプションの建物がすっかり、立派になっていました。
私が「2005年に泊まったことがあります」と言ったら、
「いいえ、2008年です」と言われました。コンピューターで過去の記録がでてくるのでしょう。私の勘違いでした。
さいわい、ここで、キャンピングガスのガスが売っていました。

midexiticampingmap.jpg
こういう所で、スイス290カ所のキャンプ場の地図を無料で貰えます。写真は、2013年度版。スイスの公用語は3か国語あります。その3か国語の、ドイツ語、フランス語、イタリア語で書いてあります。この記事上掲の地図は、これを使用しています。

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レセプションは新しくなったけれども、サニタリー(シャワー、トイレ、炊事・洗濯場)は元のまま。

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前回、気が付きませんでしたが、地図を見ると、このキャンプ場は、ライン川に面しています。ラインはいずこ?と、それらしき方向を探すと、ちゃんと流れていました。岸辺は増水の跡、泥水が乾いて堆積していました。

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フラーハのキャンプ場。5年ぶりの懐かしいキャンプ場です。
黄色いテントが私のもの。中央の黒っぽいテントは、オランダ人夫婦サイクリストのもの。泊まっていたサイクリストは、この二組だけでした。

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さて、今年、新しい自転車を購入しました。これが、その新車です。
泥除け、前後の荷台、延長ハンドルをオリジナルに追加しています。サドルは、今まで使っていたBrooksです。

昨年までは、ドロップ・ハンドルのランドナーでした。しかし、次の理由で新しいのに交換することにしました。
ドロップ・ハンドルに初めて乗った時の恐怖感・窮屈感が消えないこと。
ドロップ・ハンドルの下半分は使わないこと。
前輪に荷物を取り付けると、ハンドル操作がぎこちないこと。
ギヤ比が重いこと。
そして、昨年の旅から帰国時、エンド金具を盗まれて、使用しなかったために、後輪フォークが狭まってしまい、車輪が嵌らなくなりました。直らないこともないそうなのですが、上述の事情もあり、古い方は、思い切って手放すことにしました。

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ハンドル・バッグ、前後の左右にバッグ、後の荷台の上にテントを積んだ全装備。
前の自転車は、銀色だったので、「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンをもじって、「ヴァン・ダルジャン(銀色の風)」号と名付けていました。新しいのは、黒いので、「黒馬物語」のブラック・ビューティを借用しました。
ただ、長い間乗っていると、手の平、特に親指の付け根が痛くなります。帰ってきて、もう一週間以上も経つのに、まだ痺れています。写真のハンドルの延長の角度だと、親指の付け根が当たって痛いので、現在は、もっと寝かせてあります。

ライナウ見物

6月9日 2日目

昨夜は、フラーハに泊まりました。きょうは、シュタイン・アム・ライン辺りかなと考えながら、出発しました。

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フラーハのキャンプ場を出て、フラーハの町の方へ向かうと交差点があります。そこの2号線の標識に従って、旅を続けます。
フラーハの町は見ませんでしたが、鉄道が来なかったので、古い建物が残っているそうです。

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ライン川ではない川が出てきました。地図を見ると、トゥール川です。1キロ程先で、ライン川に注いでいます。

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写真を写していると、昨夜キャンプ場で一緒だった、オランダ人夫婦が追いついてきました。
「写真を写してあげましょうか?」というので、お互いに写真を撮りあいました。
オランダ人の奥さんと。

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オランダ人夫婦。

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川沿いのサイクリング・ロード。流れの速いライン川。ところどころに、こんなバーベキュー用の設備があります。

途中に、ライナウというところがあります。ライン川が大きく二回蛇行して、島のようになったところです。そこに、修道院付属教会などがあって、綺麗だと言うことです。

midexitiライナウ
ライナウ Rheinau 付近。
緑の線が、スイス・ドイツ国境です。ライナウはスイス領で、ドイツに周りを囲まれています。赤い実線・点線がサイクリング・ロードです。オレンジの線は、寄り道です。ライナウの周りは、高地になっていて、ライナウに行くには、急な坂を下ってゆかなければなりません。ここを3回とおりましたが、そういう訳で、まだ立ち寄ったことがありません。
今回は、思い切って、寄ってみることにしました。

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ライナウの付属教会が見えてきました。あの下まで、降りてゆかなければなりません。

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付属教会は、ライン川の中の島にあります。右が中の島。

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中の島に渡る橋の中央に、聖クリストフォロスが、幼いキリストを背負っている像がありました。この像は、よく、橋のたもとの像であったり、川に近い家の壁に描かれていたりします。

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中の島に渡ると、木やロープにいろいろなものが、ぶらさがっていました。

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雨傘。なにか、お祭りでもあるのでしょうか?

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洋服。

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天使でしょうか?

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チューリッヒ空港。

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こちらは、見学している女性消防士さん。

DSC00117さかみち
一体全体、あの展示物はなんだったのだろうと、不思議に思いながら、上り坂道を、自転車を押しながら戻ってきました。再び、ライン川サイクリング・ロードに出ます。