フランス横断 2,900km

現在、カテゴリー「2011年フランス横断」の記事写真を修復中です。
その間、「まえがき」が紛れ込んでいたのを発見しました。改訂して、再掲載しておきます。

2011年 フランス横断
(2014年1月13日改訂)

2004年60歳で定年退職。そして始めた、「ヨーロッパ自転車のんびり旅」も、2011年で、6回目を迎えることができました。皆様の応援と自分の健康に感謝しています。

2011年は、5月20日に成田を出発して、フランスを主に走り、8月1日に成田に戻ってきました。成田出発から帰着まで、合計74日間、走行距離2,873キロの、のんびり旅です。

ヨーロッパに長距離自転車道路構想があります。その名前を、「ユーロヴェロ」といいます。ユーロヴェロ構想には、1号線から、12号線まであります。2011年は、これにこだわってみました。
インターネットで調べると、そのうち、6号線「ユーロヴェロ6」が、かなり出来上がっているようです。下のヨーロッパ地図が、「ユーロヴェロ6」の全行程です。フランスの大西洋岸サン・ブレヴァンという町から、ルーマニアの黒海沿岸の町、コンスタンツァまで、約4,000キロメートルの自転車ルートです。

チューリッヒ
ユーロヴェロ6の全行程。
地図にもある通り、フランス・スイス・ドイツ・オーストリア・スロヴァキア・ハンガリー・クロアチア・セルビア・ブルガリア・ルーマニアの国々を通りぬけて、大西洋から黒海までゆきます。(ユーロヴェロ6の公式サイトより転用)

このコースの中間に当たる、スイスのバーゼルから、ハンガリーのブダペストまでは、私は、2005年と2008年の2回、また、チューリッヒからウイーンまでは、2010年に、実際に走りました。その時は、まだ、ユーロ・ヴェロという長距離自転車道路構想をよく知りませんでした。あくまでも、ライン河サイクリング・ロード、ドナウ河サイクリング・ロードとして走っていました。

2008europecycling4 169
2008年7月、ハンガリーのブダペスト到着。
背景は、ハンガリー国会議事堂とドナウ河。

ヨーロッパの長距離自転車道路というのは、よく出来ていて、標識だけ見て、地図が必要ないくらいです。大西洋から黒海まで、地図を見ないで、自転車で走って行ける、なんてことが想像できますか?このユーロヴェロ6構想が、どれほど実現しているのか、興味がありました。この構想が実現していれば、フランスを自転車で簡単に横断することができます。夢のような話です。

大西洋から黒海まで、全部を走ってみたい気もしますが、構想が未だ実現していなければ、のんびり旅も、かなり苦しい旅になりそうです。そこで、まだ走ったことのない、ブダペストから東へ黒海まで行くか?バーゼルから西へ大西洋まで行くか?を考えました。
まずは、フランスの「ユーロヴェロ6」のルートを辿って、走ってみることにしました。

2011年5月20日、スイスのチューリッヒ(上の地図の、赤い▲のところ)まで、飛行機で飛びました。

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チューリッヒ空港の横を走る、グラット川サイクリング・ロード。

2011年、チューリッヒから、大西洋岸のサン・ブレヴァン・レ・パンまで走りました。
チューリッヒから、サン・ブレヴァンまで、1,570キロ。そして、2011年6月26日に完走しました。

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サン・ブレヴァン・レ・パン。
ユーロヴェロ6のスタート地点。
       ユーロヴェロ6
       大西洋ー黒海
サン・ブレヴァン・レ・パン/コンスタンツァ(黒海)
      0 - 3800km

そのあと、大西洋岸を南下して、別のユーロヴェロ、「ユーロヴェロ1」を走り、レ・サーブル・ドロンヌ Les Sables-d'Olonne という町まで行きました。ここまで、合計1,800km。7月1日に到着。

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レ・サーブル・ドロンヌの海岸。
フランスの大西洋。

そこから、ほぼ同じルートを、また、自転車で、オルレアン(上の地図の Orleans)まで引き返しました。オルレアンまで、合計、2,500km。7月16日到着。

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ジャンヌ・ダルクの銅像(オルレアンにて)

それから、パリに出ました。7月24日パリ到着。

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2011年7月、パリ到着。
パリ・シャイヨー宮博物館のレストランにて。
セーヌ河を隔てて、エッフェル塔が見えます。

自転車の距離計は、2,873kmになりました。一日約40km走行の、のんびり旅です。宿泊したキャンプ場は、58カ所、ホテルは、4カ所になりました。
帰りは、パリから、飛行機で、チューリッヒ経由成田に戻りました。

その結果:
(1)大西洋岸のサン・ブレヴァンから、ミュールーズまでのユーロヴェロ6を、今回、走って見て、ほとんど、出来上がっていることが、確認できました。10万分の一の公式地図もあります。

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ユーロヴェロ6。
大西洋~スイスのバーゼルの公式地図(6分冊になっています)。

(2)また、ミュールーズから、ハンガリーのブダペストまでのユーロヴェロ6は、先に2回走ったことがあります。この道も、完成具合に問題ありません。

(3)ブダペストから黒海までのユーロヴェロ6も、既に、公式地図が発行されています。まだ、実際に走ってはいませんが、サイクリング・コースとしては、あるものと考えてよいと思います。

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ユーロヴェロ6。
ハンガリー・ブダペスト~黒海の公式地図(8分冊になっています)。

これによって、大西洋~黒海の全行程を、サイクリング・コース「ユーロヴェロ6」で走ることができるという、夢のような話が、ほぼ現実になったようです。

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ユーロヴェロ6のスイスの標識

これから、そのユーロヴェロ6のうち、チューリッヒ~ミュールーズ~フランス大西洋岸サン・ブレヴァンまで、のんびり旅の詳細をお伝えしてゆきます。

フランス横断の旅」の詳細は、(←)こちらをご覧ください。
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2011年フランス横断 目次 Contents of Pottering across France

フランス横断の旅 2011年

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目次の各タイトルをクリックすると、該当ページを開くことができます。

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スイスのバーゼルから、大西洋岸、サン・ブレヴァン・レ・パンまでの、ユーロヴェロ6のルート。

(01)スイス チューリッヒ国際空港と空港ホテル
(02)ドイツ ヴァルツフートの夕陽
(03)分断された町 美しいラウフェンブルク
(04)三カ国の交わる町 バーゼル
(05)ユナング運河からローヌ・ライン運河へ。船曳道とは?
(06)ミュールーズのキャンプ場
(07)運河で旅するヨーロッパ。再び、ローヌ・ライン運河
(08)フランスのキャンプ場について
(09)運河橋と懐かしのリル・シュル・ル・ドゥー
(10)Une Baguette, s'il vous plait!
(11)ボウム・レ・ダームの夕べ
(12)ドゥー川に沿って、ブザンソンへ
(13)ブザンソンの城塞トンネル
(14)ブザンソンの自転車屋さん
(15)ローヌ・ライン運河の水門
(16)サンティアゴへの道
(17)ドール、小説「赤と黒」の町
(18)ユーロヴェロ6「河沿いのルート」
(19)スールのキャンプ場
(20)ユーロヴェロ6の道
(21)シャロン・シュル・ソーヌで、中央運河へ
(22)ブルゴーニュのワイン畑
(23)フランスのキャンプ場 10,336件
(24)パランジュ・キャンプ場の山小屋
(25)ディゴワンの運河橋
(26)ピエールフィットの晩餐
(27)デシーズ、祭りのあと
(28)ヌヴェールに到着
(29)ヌヴェール 聖処女 ベルナデット
(30)ロワールの谷 サンセールのワイン
(31)ブルアールの手前でバッテリー切れ
(32)ブリアールの運河橋
(33)ジアンの中世祭り
(34)サン・ブノワの僧院
(35)ロワレ川の水源 オリヴェのキャンプ場
(36)ボージャンシイのキャンプ場
(37)シャンボールの城
(38)ブロワを通って、ショーモンへ
(39)シュノンソーの城とキャンプ場
(40)シュノンソーから、ワインの町モンルイへ
(41)トゥールの町を通って
(42)ユッセ 眠れる森の美女 ユッセのキャンプ場
(43)カンド・サン・マルタンと洞穴住居
(44)ジェンヌのキャンプ場と巨石記念物
(45)ラ・ポッソ二エールの日時計
(46)モンジャンの出会い
(47)サン・フロランの自転車休憩所
(48)アンスニのキャンプ場
(49)ウードンの町
(50)ニュージーランド人夫妻サイクリストとの出会い
(51)クエロンの渡し
(52)ユーロヴェロ6の西端 大西洋に出る
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ロワール河口にかかる、サン・ナゼール橋。左側は、大西洋。

(53)フランス横断の旅の大誤算とユーロヴェロ1との出会い
(54)ヴェロセアンで、ポルニックの港へ 
(55)コレのキャンプ場 
(56)フランスの自転車屋さんの友情
(57)ヴァンデー県に入る
(58)ツール・ド・フランスのスタート ラ・バール 
(59)ヴァンデー県サン・ジル・クロワ・ド・ヴィー周辺  
(60)オロンヌ・シュル・メールの「夏の巣」キャンプ場  
(61)レ・サーブル・ドロンヌのサイクリング・ロード 
(62)ツール・ド・フランス 2011 観戦記
(63)ラ・バールのキャンプ場と海に沈む道
(64)再び、コレのキャンプ場。それから、サン・ミシェルのビスケット
(65)再びロワール河。パンブッフの港  
(66)パンブッフからナントへ  
(67)サン・フロラン 中止となった夏の音楽祭  
(68)ブーシュメーヌのキャンプ場  
(69)ソーミュールの城 
(70)ソーミュールで朝食を 
(71)シノンの城塞 
(72)サヴォ二エール、ロワール河とシェール川の合流点 
(73)アンボワーズのレオナルド・ダ・ヴィンチ 
(74)アンボワーズのキャンプ場 
(75)アンボワーズの7月14日 
(76)メナールの城 
(77)オルレアンの少女、ジャンヌ・ダルク 
(78)オルレアン運河 
(79)ロリスのレジスタンス博物館  
(80)モンタルジ オルレアン運河の終点 
(81)マーク・トゥウェインとの出会い  
(82)ロワン運河  
(83)モレ・シュル・ロワン、シスレーが住んだ町 
(84)ラ・ロシェット、最後のキャンプ場 
(85)モンジュロンのカーニヴァル 
(86)パリのツール・ド・フランス  
(87)パリのキャンプ場  
(88)パリのシトロエン2CV大集合  
(89)パリのサイクリング・ロード・マップ  
(90)パリ点描その1 
(91)パリ点描その2  
(92)旅の終わり。パリからチューリッヒへ。 
(93)あとがき
(94)フランス横断の旅 費用

フランス横断の旅 目次 おわり
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パリ・シャンゼリゼと凱旋門。