帰ってきました!

2012年の「ヨーロッパ自転車のんびり旅」、北海から黒海まで、100日間、5,000キロの旅から帰ってきました。具体的には、オランダのアムステルダムから、黒海に注ぐドナウ河のデルタ(世界遺産)経由、ルーマニアのコンスタンツァまでです。
(正確には、106日間、4,700キロの旅です。他に、鉄道での輪行が、ドイツで二回、チェコで一回、セルビアで一回あります。また、ルーマニアでは、バスの輪行が一回あります。)

Avrupa_Fiziki_A1.jpg
赤い線が走行ルート(一部輪行)です。
A:アムステルダム
H:ハンブルク
D:ドレスデン
P:プラハ
L:リンツ
W:ウイーン
B:ブダペスト
BE:ベオグラード
T:トゥルチャ
S:スリナ
K:コンスタンツァ
BU:ブカレスト
I:イスタンブール

DSC02566.jpg
オランダの北海。もうすっかり忘れていましたが、旅の初めの頃は寒い日が続きました。5月19日。

当初の計画では、ドイツ周辺一周ということで、次の通り、飛行機の切符(英国航空)を手配しました。

5月15日 成田発、ロンドン着
同日 ロンドン発、アムステルダム着

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成田空港で、出発を待つ英国航空。5月15日。

8月27日アムステルダム発、ロンドン着
同日 ロンドン発
8月28日 羽田着

しかし、ある事情により、計画を変更せざるをえなくなり、最終目的地をルーマニアのブカレストに変更しました。それに従って、次のように帰りの便も変更しました。変更の事情については、別途説明します。

8月26日 ブカレスト発、ロンドン着。ロンドン一泊。
8月27日 ロンドン発
8月28日 羽田着。

DSC05721.jpg
ルーマニアの黒海。背景の建物は、コンスタンツァの旧カジノ。中は、見事な廃墟です。8月20日。

なにしろ、長い旅なので、次の通り、四部に分けてお伝えしてゆきます。撮影した写真は、削除した後、残ったものが、2,687枚あります。
第一部 北海サイクリング・ルート The North Sea cycling route
第二部 エルベ川サイクリング・ルート The Elbe cycling route
第三部 Greenway Praha- Wien
第四部 ドナウ河サイクリング・ルート(ユーロヴェロ6)The Danube cycling route (Eurovelo6)

つづく
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いってきます!2012年 ヨーロッパ自転車のんびり旅

DSC00441.jpgフランス、モンソー・レ・ミーヌ付近。2011年撮影。
Near Montceau-les-Mines, France, 2011

今年2012年は、
5月15日から8月末にかけて、
ドイツ周辺 5,000キロ、106日間の「ヨーロッパ自転車のんびり旅」に行ってきます。
その間、ブログを休載します。ご了解ください。
2012年9月から、その報告を連載します。ご期待ください。

オランダ(アムステルダム・スタート)→ドイツ北部→ドイツ東部→チェコ→オーストリア→ドイツ南部→スイス→フランス東部→ドイツ西部→オランダ(アムステルダム・ゴール)、
の順に一周する予定です。

なお、この予定の詳しいことについては、
ここ「106日間 5,000キロの旅」をクリックしてご覧ください。

106日間 5,000キロの旅

DSC00690.jpg
フランス・ロワール河サイクリング・ロードにて。2011年撮影。

「もし運命がわたしに、
わたしの考えどおりに
生涯を送ることを許してくれるならば。
わたしは、鞍の上に尻を乗せて
生涯を送ることを選ぶだろう。
暑熱のたけり狂う地方、
雲や霧雨の荒れ回る地方を
おとずれることを喜んで。」
モンテーニュ「エセー」(荒木昭太郎訳)より

DSC01480.jpg
フランス・ロワール河サイクリング・ロードにて。

今年2012年は、オランダ、アムステルダムをスタートして、時計回りに、ドイツ周辺を、
オランダ
→ドイツ北部
→ドイツ東部
→チェコ
→オーストリア
→ドイツ南部
→スイス
→フランス東部
→ドイツ西部
→オランダと走って、再びアムステルダムでフィニッシュする予定です。
全行程、サイクリング・コースを走ります。
大体、下の地図の赤い線のようなコースとなります。

decolorドイツ
左上の Amsterdam をスタート/フィニッシュとして、赤い実線が今年の予定コース。
縮尺:ドイツのハンブルクHamburgから、フランクフルト Frankfurt am Main まで、直線距離で、約400kmあります。

期間は、5月中旬から8月下旬までの106日間。距離は大体、5,000キロになるでしょう。5,000キロと言えば、たいした距離のようですが、一日50キロ位ブラブラと、100日間走れば、この距離になってしまいます。むしろ、問題は、106日間の放浪のほうが、途中、野垂れ死にしないかと心配すべきです。

私は、旅に出ると、糸の切れた凧。音信不通になります。
旅の報告は、帰国後、2012年9月から始めます。ご期待ください。

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オランダ、ドルドレヒトのキャンプ場にて。2008年撮影。

もう少し詳しく書くと次のようになります:

1.北海沿岸サイクリング・ロード

期間:2012年5月16日頃~6月2日頃
走行距離:約1,000キロ

5月16日頃、アムステルダムAmsterdam(オランダ)(上図の左上)をスタート。

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アムステルダム・スキポール空港と北海沿岸との間の道。赤い道がサイクル・レーンです。2004年撮影。

220px-Map_of_Afsluitdijk.png
途中、オランダで、大堤防(赤い線の部分)を渡ります。Wikipediaより。

250px-Afsluitdijk2006-1.jpg
この大堤防は、全長32キロ、幅90メートル、高さ:海抜7.25メートル。1932年竣工。世界最大だそうです。サイクリング・ロードは外海側にあるようです。Wikipediaより。

→北海沿岸に沿って、オランダからドイツに入り、エルベElbe川の河口まで
→エルベ川をさかのぼって、ハンブルクHamburg(ドイツ)まで。

一周する旅の行程を時計回りにしました。風の強そうな、この北海沿岸コースを、追い風になるようにと考えたからです。ヨーロッパの夏は、西ないし南西の風が吹きます。

220px-Freedom-of-the-Seas--in-Hamburg.jpg
ハンブルク港(Wikipediaより)

2.エルベ川サイクリング・ロード

期間:6月3日頃~19日頃
走行距離:約800キロ
通算走行距離:1,800キロ

→ハンブルクから、エルベ川を遡って、マグデブルクMagdeburgまで
→更に、エルベ川を遡って、ドレスデンDresdenまで

500px-TyDresden20050921i0636.jpg
ドレスデン。Wikipedia より。

→チェコに入り、モルダウMoldau川に沿って、
→プラハ Prague(チェコ)まで。

1500px-Prague_panorama.jpg プラハ市街のパノラマ(Wikipediaより)

3.プラハ・ウイーン Greenway サイクリング・ロード

期間:6月20日~29日頃
走行距離:500キロ
通算走行距離:約2,300キロ

→チェコのプラハからオーストリアへ入り、
ウイーン VIenna まで(ウイーンは、上図で、右下Danubeの文字の右側欄外にあります)。

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ウイーン中心とドナウ河を結ぶ、プラーター公園脇の道路。2008年撮影。

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ウイーン、ベルヴェデーレ宮殿。2008年撮影。

注記:プラハから真南に下ってパッサウ(オーストリア・ドイツ国境)に抜ける「モルダウ・サイクリング・ロード」というのもあります(上図の点線の部分)。しかし、これはアップダウンが多そうなので、上図のように南東に迂回して、ウイーンへ出る Greenway コースのほうを選びました。

4.ドナウ河サイクリング・ロード

期間:6月30日頃~7月18日頃
走行距離:約900キロ
通算走行距離:3,200キロ

→ウイーンから、今度は、ドナウDanube河を遡って、
→オーストリアから再びドイツに入り、ウルムUlmまで。

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ドイツのウルム。2008年撮影。

→更に、ドナウ河を遡って、ドナウ源流のあるDonaueschingenまで。

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ドナウエッシンゲンにある、ドナウ源流の泉。2008年撮影。

5.ライン河サイクリング・ロード

期間:7月19日~8月25日頃
走行距離:約1,800キロ
通算走行距離:約5,000キロ

→ドナウエッシンゲン駅から鉄道で、
→コンスタンツ駅Konstanzまで。
(ドナウエッシンゲンからボーデン湖まで、ユーロヴェロ6があります。2度、通ったことがありますが、山越えがあります。私の脚ではパワー不足で、3時間ほど自転車を押して歩かなければなりません。今回は、鉄道を利用する予定にしました。)
→ライン河(ボーデン湖)に沿って、スイスに入り、
→ザンクト・マルグレーテン駅(標高405m)まで。

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ボーデン湖のキャンプ場(ドイツ)からスイス・アルプスを望む。2005年撮影。

→ザンクト・マルグレーテン駅から鉄道で
→オーバーアルプパス駅(標高2,045m)まで。
(ボーデン湖畔からライン源流近くまで、標高差約1,500mある所を、200キロの距離を登らなければなりません。ここも、私の脚のパワー不足から、鉄道を利用する予定です。)
→徒歩で、トゥーマ湖(ここがラインRhein源流です。標高2,343m、スイス)まで。2~3時間ほどかかる模様。
→また徒歩でオーバーアルプパス駅へ戻ります。
→ここから、自転車の旅を再スタート。

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トゥーマ湖。これが、ライン河の源流です。Wikipediaより。

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ライン河源流の標識。「ライン源流 河口まで1320キロ」と書いてあります。Wikipediaより。

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トゥーマ湖より流れる、ラインの奔流。Wikipediaより。

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ライン河の流れ。源流から河口まで、1,320キロあります。(Wikipediaより)
自転車で走れば、1,500キロくらいになるでしょう。

→ライン河に沿って、アルプスの下り。
→リヒテンシュタインを通過。このすぐ手前に「アルプスの少女ハイジ」の里マイエンフェルト(スイス)があります。

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アルプスの少女ハイジとペーター(ハイジのホームページより)。
私がここを初めて訪問したのは、1974年のこと。地元の人に、ハイジの家はどこですか?といくら聞いても通じません。何人目かの人に聞いたら、「オー!!ハイディー!!」と分かってくれました。ハイジは、Heiji ではなく、Heidi だったのです。

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マイエンフェルト。Wikipediaより。
その後、何度かここを訪れましたが、観光化と「ハイジ」の全ヨーロッパ的(世界的?)テレビ放映により、マイエンフェルトも随分変わっていました。

→ライン川に沿って、コンスタンツ(ドイツ)まで
→ライン河に沿って、バーゼルBasel(スイス)まで
→ライン河に沿って北上、ストラスブールStrasbourgフランス)まで

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ストラスブールにて。2008年撮影。

→ライン河に沿って、Mannheim(ドイツ)まで
→ライン河に沿って、マインツMainz まで

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マインツの大聖堂とライン河。2005年撮影。

→ライン河に沿って、ボンBonnまで
→ライン河に沿って、ケルン Cologne まで
→ライン河に沿って、ドイツから再びオランダに戻って、
→ロッテルダムRotterdam(オランダ)まで。

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ロッテルダム市内の自転車用道路標識。赤色が日常用、緑色が遠距離用です。2004年撮影。

→ライン河河口のオランダのフック・ファン・ホラントまで。これで、ライン河を源流から河口まで、完走することになります。

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フック・ファン・ホラント。ここが、ライン河口になります。Wikipediaより。

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オランダ、北海沿岸の砂丘の中を走るサイクリング・ロード。2004年撮影。

→北海沿岸を走って、アムステルダムにゴール。

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アムステルダム・スキポール空港に到着。2004年撮影。

2004 Europe II 1008
スキポール空港で、自転車を解体。2004年撮影。

2004 Europe II 1010
スキポール空港の三奇人。旅を完走したり、待ち時間がたくさんあったりして、ビールを飲み過ぎ、空港内で見知らぬ人と、こんなことになりました。2004年の出来事。

幸い、amazonで、この全区間のサイクリング・ロードの地図を入手できました。参考のために、下記しておきます。(Greenwayの地図以外は、すべて、Esterbauer社のbikelineの地図です。)

amazonでの地図の入手方法はここをクリック。

bikelineの地図については、ここ bikeline をクリック。

Nordseekusten-Radweg 1 北海沿岸サイクリング・ロード1 ロッテルダム→レーア 440km
Nordseekusten-Radweg 2 北海沿岸サイクリング・ロード2 レーア→ハンブルク 557km
nord1_u1.jpg
北海沿岸サイクリング・ロード1の地図

Elbe-Radweg 2 エルベ川サイクリング・ロード2 ハンブルク→マグデブルク 500km
Elbe-Radweg 1 エルベ川サイクリング・ロード1 マグデブルク→プラハ 500km
elbe1_u1.jpg
エルベ川サイクリング・ロード1の地図

Greenway Praha-Wien グリーンウェイ プラハ→ウイーン 464km
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Greenwau プラハ・ウイーンの地図。地図の説明文は、チェコ語(だと思います)でした。

Donau-Radweg 2 ドナウ河サイクリング・ロード2 ウイーン→パッサウ 320km
Donau-Radweg 1 ドナウ河サイクリング・ロード1 パッサウ→ドナウエッシンゲン 595km
drw1_u1.jpg
ドナウ河サイクリング・ロード1の地図。

Rhein-Radweg 1 ライン河サイクリング・ロード1 アンデルマット→バーゼル 435km
Rhein Radweg 2 ライン河サイクリング・ロード2 バーゼル→マインツ 350km
Rhein-Radweg 3 ライン河サイクリング・ロード3 マインツ→ロッテルダム 615km
rhe1_u1.jpg
ライン河サイクリング・ロード1の地図

2008europecycling1 083
ライン河キャンプ場の夕べ。2008年撮影。

上述の地図の距離を合計すると5,211キロになります(但し、一部重複している個所があります)。これだけの全ルートを、サイクリング・ロード(またはルート)だけで走ることができます。日本では考えられない驚異的なことです。
地図が揃って、道案内は万全です。しかし、重量がなんと、地図だけで3キロ余りになってしまいました!bikelineの地図は、地図のほかに、ルートの説明文や途中の町の案内文が入っていて、読んでいて楽しい本です。しかし、そのために、一冊の重量が重くなります。2~3冊で済む距離の旅なら良いのですが、今回のように長距離になると、重いのが欠点になってきます。

さて、今年は、どんな出会いがあるでしょうか?

準備完了!

自転車の分解や組み立て、ましてやパッキングなど余り得意ではありません。しかし、そう言ってはおられません。次のようになんとか梱包完了しました。

DSC02490.jpg
自転車を分解したところ。

1.ペダル、泥除け、車輪をはずします。
2.タイヤの空気をぬくようにと、航空会社のインストラクションに書いてあるので、少し抜きます。
3.リヤの荷台も外します。フロントの荷台は、装着されている状態が複雑なので、一旦分解したら、私には再装着できない心配があるので、装着したままです。
リヤの車輪とリヤの荷台は装着したままでも、航空会社規定の寸度上は、OKなのですが、外して、小型にしたほうが、なにかと取扱いやすいので外しておきます。

4.右側の青い袋は、輪行バッグです。バッグを出したあとには、ペダルと工具を入れて、輪行バッグにしまいます。

5.写真の通り、テントの支柱とチェアが、フレームに縛り付けてあります。後述する、リヤ・バッグに収まりきらないため。

6.サドルは一番低い位置まで下げてあります。今回使う英国航空の規定では、なにかコンテナに入れるので、高さが75センチ以内だと連絡がありました。若干2~3センチ程度オーバーしています。どうなることやら?最悪、サドルを外せば、5センチ程度は低くなるので、そうしようと考えています。

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7.後輪・前輪を外した後、フォークが変形しないように、エンド金具を挟みます。
これは、後輪のエンド金具。

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前輪のエンド金具。
当初は、これをしていなかったために、一度フォークの幅が狭まって、車輪がはまりづらくなったことがあります。

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複雑な取り付け方の、フロントの荷台。

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8.輪行バッグに収めたところ。

分解したあとは、車輪でフレームを挟み、3~4カ所紐で固定して、輪行バッグに入れます。泥除けや荷台は、その上から適当に挟みこんでおきます。今回は、うまく、ファスナーを全部かけることができました。

自転車他を収納した、この輪行バッグの重量は、17キロです。

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自転車以外の荷物。リヤ・バッグ二個を、写真のように、一つにまとめました。

宅配便の料金は、20㎏以内一個いくらです。また、英国航空の無料預け入れ荷物は一個のみです(格安航空券の場合)。そのために、一つにまとめてあります。紐は100円ショップで、3メートルのゴム紐を三本買って、使っています。この一つにまとめたバッグの重量は、15キロです。中味は、ブログ・カテゴリ「旅の装備」の通りです。

左側の小さなバッグは、フロント用のバッグです(これは、機内に持ち込みます)。もうひとつフロント用バッグとハンドル・バッグは、リヤ・バッグの中に入れてあります。

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飛行機の出発は、5月15日です。12日に宅配便に来てもらって、自転車とバッグを引き取ってもらいました。あとは、空港で受け取ればよいだけです。
私はいつも、空港への宅配は、JALのABC宅配サービスというのを使っています。

これで、準備完了です。
あとは、手ぶらで空港へゆくだけになりました。

実際には、預け入れ荷物に入りきらないヘルメットとサンダルを入れた、上掲写真のフロント・バッグ一個を持ちます。また、アムステルダムに到着したとき、寒そうなので、レインウェアも機内持ち込みにしました。さらに、財布とカメラを入れたウエスト・ポーチを持ってゆきます。サンダルは、主にキャンプ場で使うものですが、飛行機内でも、楽なので、これを使っています。