モン・サン・ミシェルの道 エクーブの森を通り抜けて

Through la forest d'Ecouves, Saturday 10.06.2017, the 22nd day (1)
6月10日土曜日 22日目(1)

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アランソンのホテル・ド・ノルマンディーの朝食。

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朝食の後、出発です。08:00頃です。
通りの家の騙し絵。

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昨日見物した、ノートルダム寺院や絵画とレースの博物館のある、町の中心部を通り抜けて行きます。

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カルージュまで、25キロという標識が出てきました。これは、サイクリング・ルート用のものです。
今日は、ここまで行きません。明日の予定です。

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だんだんと、森の中に入って行きます。アランソンの北部にある、エクーブという大きな森です。
石の上に轍の跡がありました。

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いつごろの時代のものか、はっきりしませんが、「わだちのある昔の道」だそうです。何か所かに残っていました。

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綺麗な姿をした農家。

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サン・ニコラ・デ・ボワのアルシという交差点にある、昔の道標。「カルージュのルート」と読めます。カルージュは、明日行く所です。
Carrefour des Arcis, Saint-Nicolas-des-Bois

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交差点に、背の高い杉の木(セコイア?)がありました。ここで、休憩にしました。

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そこを、乗馬の女の子たちが、通ってゆきました。
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モン・サン・ミシェルの道 ラ・ボードリエールの宴

In the evening of La Baudriere
Saturday 10.06.2017, 22nd day(2)
6月10日 土曜日 22日目(2)

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アランソン 21km から歩いてきました。私は、近道を通ってきたので、もう少し短いはずです。
カルージュ 18km は、明日、向かう土地です。今日は、ラ・ボードリエールという場所を目指しています。

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途中にあった、農家の庭先。右側にあるものは、リンゴを入れて、すり潰して、汁を出し、シードルを作る装置です。ノルマンディー名物です。

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ラ・ボードリエールの案内が出てきました。ここも一軒家のシャンブル・ドットです。地名イコール宿の名です。

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ラ・ボードリエールのシャンブル・ドットも、GR22から、2キロ程外れて、寄り道をしてゆかなければなりません。
17:00頃の到着となりました。着いた所は、広い敷地のある別荘風のところでした。
洗濯をして、広い庭で一休みしました。ここは、夕食が出ます。20:00からだそうです。

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夕食は、おもての庭で、本格的にアペリティフから始まりました。しかも、食卓テーブルとは別の席です。
アペリティフは、キールというカクテルです。白ワインとカシス・リキュールのカクテルです。白ワインの代わりに、シャンペンを使うものを、キール・ロワイヤルと言います。
シャンブル・ドットの主人が、カルバドスというリキュールも持ってきて、これを、キールに少し垂らすと旨いんだと薀蓄を傾けました。カルバドスは、ノルマンディー特産のリンゴから造ったブランディーです。

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このシャンブル・ドットは、パリあたりから、週末に泊まりがけで来て、田舎の滞在や食事を楽しみに来るといった感じの場所のようです。パリから200km足らずです。車で来れば、簡単でしょう。
私を入れて、8名のお客さんがいました。今までも、これから先も、どこでも客は、私一人でしたから、ここは例外的に客の多かった宿でした。但し、他のお客さんは、私のような巡礼ではありません。

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そして、いよいよ、フルコースの楽しい宴が始まりました。
問題はフランス語です。こちらに、話題を向けてくれれば、少しは話の内容が分かるのですが、フランス人同士が話している時は、どんなことを話しているのかさえわかりません。気づまりで、疲れてしまいます。このような席は、余り好きではありません。
この時、どういう訳か、写真を撮るのを忘れてしまいました。従って、食事のことは、全く紹介できません。
三食込みで、62€とメモには記載してあります。三食というのは、翌日、ピクニック(昼食用サンドイッチ)を用意して貰ったからです。

Walked today: 21km/311km from Paris.
Stayed at Chambres d'Hote La Baudriere

モン・サン・ミシェルの道 カルージュへ

To Carrouges, Sunday 11.06.2017, the 23rd day (1)
6月11日 日曜日 23日目

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ラ・ボードリエールの朝です。朝食が、08:30 からだそうです。
後ろの建物が、ここの母屋です。

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昨夜と同じメンバーが集まって来ました。
テーブル左手前にある銀紙にくるんだものが、特注のピクニックです。昼食用のサンドイッチです。
背景に見える、二階の窓の開いているところが、私の泊まった部屋です。

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朝食を食べて、09:45 出発です。今日は、カルージュへ向かいます。
道端に、切り株を利用した植木がありました。心憎い演出です。

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ノルマンディーの農村風景。今日も、天気は上々です。

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茶色の斑(ぶち)で、目の周りも、同じ斑で囲まれている牛が、ノルマンディー産の牛だそうです。

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顔は、気の抜けたパンダみたいで、滑稽感があります。

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サン・ディディエ・ス・エクーブという村を通りました。

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サン・ディディエにある、第一次大戦の慰霊碑。

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路傍の聖ロッシュの像。
巡礼姿のためか、サンティアゴ(聖ヤコブ)と混同されることが多いと読んだ記憶があります。
Wikipedia によれば、次のような聖人です。
「聖ロッシュ、1295年 - 1327年。ペスト(黒死病)に対する守護聖人とされたことから、古くからヨーロッパで、崇敬の対象となってきた。絵画や肖像では、裂傷を負った脚を見せて立ち、傍らにはパンをくわえたイヌが描かれている。
フランスの総督の子息として生まれたが、20歳のとき両親をなくしたのを機に、全財産を貧者のために投げうって、ローマ巡礼の旅に出た。ローマでは、当時流行っていたペスト患者の看護にあたった。・・・やがてロッシュ自身もペストにかかったが、犬が食べ物を運んできたり、舐めてくれて、ロッシュのペストを治してくれたという伝説がある。・・・」

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路傍のネコ

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別の村の第一次大戦の慰霊碑。

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昔の洗濯場。スペインでは、実際に使われているのを二度見たことがありますが、フランスでは、見たことがありません。

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「この森は、私有林ですが、GR22 モン・サン・ミシェルの道の徒歩旅行者のみ、通行可」と書いてあります。

モン・サン・ミシェルの道 カルージュの宿

Gite of Carrouges, Sunday 11.06.2017, the 23rd day (2)
6月11日 日曜日 23日目(2)

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カルージュに着きました。スイスにも、同名の町があるようで、ここは、そこと姉妹都市です。
ここでは、ジットを予約してあります。ラ・グランド・メゾンというジットです。町の中心にあるはずです。

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このカルージュには、お城があると、ガイドブックに載っています。荷物を、ジットに置いて見物に出かけました。
まず、お城の手前に、郷土館というようなものがあったので、見に入りました。
写真の郷土館の右横に、お城の門が見えます。

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郷土館の展示品のひとつ、カルバドス。ノルマンディー地方、カルバドス県の名産、リンゴから造ったブランディーです。地元では、略して、カルバと言います。
棚に飾られたもので、20年物は、70clで、60€ と出ています。
シャルル・ボワイエ、イングリッド・バーグマン主演のアメリカ映画(1948年)「凱旋門」で、この酒が、一躍、世界的に有名になったといいます。
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映画「凱旋門」のポスター。

この映画の最後で、二人の男が分かれる場面のセリフがたまりません。
当然、カルバを飲みながらです。

「・・・戦争がすんだら、フーケ―で、また会おう」
「どっち側だ?シャンゼリゼ側か、それとも、ジョルジュ・サンク通り側か?」
「ジョルジュ・サンク通り側だ。・・・」
(河出書房新社世界文学全集レマルク「凱旋門」山西英一訳より。訳を、勝手に多少変えてあります。)

一人は、このあと強制収容所に送られることになっています。今後、もう会えないことを、二人とも知っているのです。
フーケーとは、シャンゼリゼとジョルジュサンク通りの角にあるカフェ レストランです。

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これも、ノルマンディー名物、シードルを作るための、リンゴ圧搾機です。

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カルージュのお城の門です。

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Wikipediaには、次のような説明があります。
「外面の質素な城塞と内部の快適な住まいとの組み合わせからなる、珍しい城の例。オリジナルの城は、百年戦争の際に、包囲・攻撃の末、破壊された。現在の城は、百年戦争後に再建されたもの。14~17世紀。」
残念ながら、お城の内部は、閉館のために、見られませんでした。

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修復の跡のある、お城の外壁。

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そのあと、ジット(宿)に戻りました。ジットは、「カルージュの大きな家 Gite La Grande Maison de Carrouges」という名前です。町の中心にある、名前の通りの大きな民家でした。
写真は、ジットの窓から眺めた、共有中庭と、カルージュの町の屋根。右側の塔のある建物は、教会です。
これで、人口700人の町です。

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一階のリビングです。現在、オーナーは、ここには住んでいません。
予約時に、時間を指定して、鍵を持ってきて貰わなければなりません。

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リビングは、使われた当時のままに残されています。子供が小さかった時のものが目立って、当時の楽しかっただろう時間が偲ばれました。

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本まで、こうして、テーブルに積んでありました。

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寝室は二階です。部屋数は、6室。16名が泊まれるそうです。
しかし、ここも、私ひとりの独占でした。

Walked today: 16km/327km from Paris
Stayed at Gite La Grande Maison de Carrouges at 40Euro for room only. 

モン・サン・ミシェルの道 ラ・クペリーの近道

The shortcut through la Couperie
Monday 12.06.2017 the 24th day (1)
6月12日 月曜日(1)

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カルージュのジットで迎える朝。今日も、良い天気です。
朝食は、昨日入手した食料の余りを食べました。それでも余ったので、昼食にも充てました。
写真は、ジットの窓から見た、カルージュの町の屋根と教会。

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町を出て、森のトンネルを抜けます。

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車も人も通らない、気持ちの良い道を行きます。

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L'Augrumiere という場所で、昨日見物した、カルージュのお城が見えました。

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杉木立の中を通って・・・

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La Couperie という場所の手前で、巡礼道は大きく、V字型に迂回します。車の全く通らない、C6という近道があるので、そちらを歩きました。今回は、このように、巡礼の道ではない、近道を随分と歩きました。

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沿道の白いバラと赤いバラ。

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Le Gassel という辺りです。

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GR22のマークとモン・サン・ミシェルの道のマーク。
ここで、小山を超えると・・・

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大きな岩の塊が現れました。「Les Roches d'Orgeres(オルジェールの岩)」です。
モン・サン・ミシェル攻防の戦いのあとに、悪魔が、これを、ここに捨てて行ったとかいう話があるそうですが、詳しいことはわかりません。