2016年 ポルトガルの道

Camino Portugues 2016
DSC1604951.jpg「ポルトガルの道」の通る、コインブラの町。

「2016年 ポルトガルの道」 の記事を、時系列に、並べ替えました。
右欄カテゴリのうち、次の項目をクリックして、リスボン出発から、おしまいまで、順に、ご覧頂けます。
2016年:
準備編
1.  リスボン~トマール
2. トマール~オリベイラ
3. オリベイラ~バレンサ
4. バレンサ~サンティアゴ
5. サンティアゴ~フィステーラ~ムシーア
6. ムシーア~サンティアゴ~マドリッド
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エルボンのフランシスコ修道院前から、パドロンに向けて出発する巡礼達。

2016IMG_2457.jpgサンティアゴに到達して喜ぶ巡礼達。大聖堂前にて。
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ポルトガルの道へ出発 成田~イスタンブール~リスボン

Departure to Camino Portugues: Narita~Istanbul~Lisbon
16.05.2016

2016年5月16日

成田出発。

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出発が30分早まっていました。
乗り込みを待っている間、少し大きな地震があり、空港内がざわめきました。

5月17日
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イスタンブール空港に着いたのが、現地時間朝の5時15分。リスボン行きの乗り換えの便まで、8時間の待ち時間があります。パンをビールで、腹に流し込んで・・・

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私も、通路のベンチで寝ることにしました。

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乗り継ぎ便に乗ると、イスタンブールの外は雨。
帰路もこの空港に立ち寄りましたが、その間に、ここでテロがあったとは、日本に帰ってくるまで知りませんでした。

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イタリアを過ぎたあたりから、雲が切れました。眼下に、アンジェ湾に沿ったニースのイギリス人の散歩道が見えます。ここも、つい最近テロがあったところです。

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珍しく、隣りの乗客と口を聞きました。女性のほうは、ルーマニア人で、リスボンの友達に会いにきたそうです。
こうして、無事、リスボンに到着と言いたいところですが、恐ろしいことが起こりました。乗っていた飛行機が着陸するとき、スピードが異常に速く、このまま停止できるのだろうかと感じていました。すると、ドシンと大きな衝撃で、着地して、そのまま、また上昇しました。着陸の拍手が起こりかけたのも、すぐにやみ、機内はシーンとなりました。次の着陸まで、空港上空を旋回している何分かの恐ろしかったこと!二回目は、無事着陸できました。また、拍手が起きましたが、このときばかりは、みんなもホッとして、心から良かった良かったという気持ちの拍手だったでしょう。

リスボンのホステル: Home

Hostel in Lisbon: Home
17,18.05.2016

2016年5月17,18日
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リスボン空港から、市内センター行きのバスに乗ります。リスボンは、2014年に訪問しました。大体勝手がわかります。コメルシオ広場で、バスを降りて、ホステルまで歩きました(10分程)。

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ホステルのある建物。3~5階がホステルです。インターネットのHostels Worldwide で見つけ、2晩予約を入れておきました。リスボンのホステルの中で、宿泊客の評価が一番高いところを選びました。Home Lisbonです。

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四人部屋で、作りもしっかりしています。掃除も行き届いています。朝食込で、一泊22ユーロです。

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ホステルの部屋の窓からの眺め。

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ホステルの従業員一部とオーナー(?)の女将(中央)。Hostels WorldwideのLisbonの部で、一位になることを目標としています。

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サービスや設備は万全です。その心意気が伝わってきます。

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第一夜の食事のメンバー。
夕食は予約制で、10ユーロで食べることができます。初日は予約するのを忘れてしまいましたが、なんとかありつくことができました。
オランダ女性のダニエルさん(左)が、いろいろ声をかけて世話をしてくれました。それに、ミュンヘンの大学生三人が相席でした。大学生ひとりがトイレに行っている隙に、イギリス人のジェームズさんが割り込んできました。右から二人目。コメディアンのように面白い男です。

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ホステルの朝食風景。

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朝食を食べるオランダ人のダニエルさん。一週間のリスボン観光だそうです。平らなオランダから来て、坂道の多いリスボンを歩き過ぎたと、足を引きずって歩いていました。

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ワイワイガヤガヤ。第二夜の夕食風景。ダニエルさんが、今度は女性ばかりのテーブル(一番手前)に誘ってくれました、

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ホステルの女将さん(中央)を囲んで、同席の仲間と。こうして、女将さんがテーブルを回って、客の接待をします。左端がダニエルさん。メモがないので、もう誰が誰やら分かりません。ただ、右端の女性は日本人だそうです。外国に暮らしていて、日本語は、「アリガトー」しか言えません。初め、中国人が冗談を言っているのかと思っていました。

このように、Home Lisbon は、お勧めの宿です。但し、相部屋の場合は、ホステル自体がいかに良くても、同宿人のエチケットによって、良し悪しが左右されるということがあります。Home Lisbonでは経験しませんでしたが、帰りのマドリッドのホステルでは、深夜2時頃到着して、朝4時頃シャワーを使ったり、相部屋の三人がそれぞれ別々に、深夜0時過ぎに帰ってきて、ライトをつけて、何かゴソゴソやったりで、ひどい目に会いました。これで、都会の相部屋は問題ありだなと思いました。

リスボンのサン・ジョルジェ城

Castelo Sao Jorge of Lisbon
17.05.2016

5月17日
リスボンに到着した日の遅く、見晴しがいいというので、サン・ジョルジェ城方面に歩いて出かけてみました。泊まっているホステルHomeの直ぐ近くを、リスボンの古い地区を走っているという28番の市電の線路が通っています。その線路が、サン・ジョルジェ城の近くまで行っています。この線路沿いに行けば、迷わずに行けそうです。

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28番の市電。線路に沿ってゆくと、すぐに急な登り坂になります。

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線路に沿って、ドンドン登ってゆきます。

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市電通りに面したお土産物屋さん。

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見晴らしのいい広場に出ました。ポルタス・ド・ソル広場でしょう。右側がテージョ川になります。
(油絵モードで写してみました。)

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カフェ・テラスもあります。この見晴らし台が、ひとつの名所なのでしょう。市電通りにお土産物屋さんが多いのも分かりました。
背景は、テージョ川。

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露天のお土産物屋さん。

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見晴らし台の芸人。ファドでしょうか?

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それから、市電の線路から離れて、地図を見ながら、サン・ジョルジェ城を目指しました。「憂愁のポルトガル」を感じるのに、ここの夕暮がいいと言われるだけあって、たくさんの見物客がいます。

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街を睨む大砲。

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街を眺める人。

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もう日陰も随分長くなりました。

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お城の中も、一回りしてみました。

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荒城の月。

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荒城のネコ。

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クジャクが二羽とたくさんのネコがいました。

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サン・ジョルジェ城の夕暮れ。

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テージョ川の眺め。手前の広場は、コメルシオ広場です。右端に、凱旋門の上部が見えます。
写真右手が、テージョ川の川下です。二年前に来たときには、「発見のモニュメント」のある川下の方を主に見物しました。今日は、どちらかというと、川上の方に来ました。リスボンの地形はこうなっているのかと、大体、分った気になって、市電の線路のある坂道を、再びブラブラと下って、宿に戻りました。
(宿の位置は、写真左下角から少し外れた辺りにあります。)

リスボン・ロシオ駅 幻のロカ岬

18.07.2016
Unrealized visit to Cabo da Roca

7月18日
リスボン滞在二日目。
ポルトガルにロカ岬という有名な岬があります。何故、有名かというと、ここが、ヨーロッパ大陸の最西端だからです。リスボンから、電車とバスで2時間ほどです。きょうは、ここへ行ってみようと決めていました。
今回の旅に出る前に、天正遣欧使節と慶長遣欧使節に興味を持って、関連する本をたくさん読みました。ちょうど、その電車とバスの乗り換え地点がシントラという町で、天正遣欧使節団はそこを訪問しています。ついでに、そこも見て行きたいと思います。
ということで、朝、ホステルを出発しました。

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アウグスタ通りを横切って・・・ここは、歩行者天国にレストランのテーブルが並ぶ賑やかな通りです。
ロカ岬に行くために、まず向かう駅は、ロシオ駅です。
その前に寄りたい場所があります。その近くに、サン・ロケ教会というのがあります。松田毅一著「天正遣欧使節」に次のように述べられています。「使節たちが導かれていったのは、イエズス会の誓願修道院サン・ロケである。今は教会しか残っていないが・・・ロシオ駅の西上方にある。・・・使節たちが往路二十日ほど起居したこの場所は・・・」
ついでだから、駅に行く前に、ここにも寄ってみることにしました。

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途中、マルチレス教会 Igreja dos Martires というのがあります。ここでも、サンチャゴ巡礼のクレデンシアル(巡礼パスポート)を発行していると、ガイドブックには書いてあります。なにかサンチャゴ巡礼と関係があるのでしょう。寄ってみました。サンチャゴの像(写真左)がありました。

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それから、カモンイス広場へ。既に、団体の観光客で賑わっていました。
カモンイス広場に突き当たって、あとは右へ真っ直ぐにすすめば、サン・ロケ教会です。

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このカフェも、中になにかあるのか、団体の観光客が、店頭に群がっていました。

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サン・ロケ教会 Igreja de Sao Roque の内部。
修道院(僧院)はなくなっているので、天正遣欧使節が泊まった宿舎という感じは、もはやありません。

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教会の名前の由来のサン・ロケ。
サン・ロケはフランス語で、サン・ロッシュ。二年前の「ル・ピュイの道」で、紹介しましたが、サン・ロケは次のような聖人です。
「フランス、モンペリエ出身の聖人。ローマへの巡礼の後、ペスト患者の介護に献身。彼自身、病にかかり、左腿に醜い傷跡を残して、森の中にこもり、隠遁生活を始めた。このため、彼の像は、コートの前をめくりあげて、人々に近づかないよう警告を与えている。また、かれの足元には犬がいる。この犬は、彼に日々の糧を運んできた忠実な犬を表している。時々、このサン・ロッシュとサンチャゴは、順礼聖人として、混同されている場合がある。」(Alison Raju's "The way of Saint James"より抄訳)

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さて、ロシオ駅に向かいます。先ほどは、カモンイス広場から登ってきましたが、今度は、ロシオに向って下って行きます。
路上の車の売店。何を売っているのか、良く見ると、さすがリスボン、ファドのCDを売っていました。

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リスボン名物、レトロな展望台へのエレベーター。

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そして、ロシオ駅に到着。正面が駅舎です。

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駅前のイチゴ屋さん。

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駅前の靴磨き。

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駅の切符売り場は、二階にあるらしく、長いエスカレーターで昇ってゆきました。すると、驚いたことに、切符売り場前に長い行列です。少し並んでいましたが、全然列が動きません。この列は皆、観光客でしょう。行く先はと言えば、シントラやロカ岬に違いありません。これでは、シントラ見物やロカ岬のバス等々、今後も、同じ行列が予想されます。とりあえず、ロカ岬行きは中止!に決定しました。

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駅の下の階に、スターバックスがありました。そこのテラスで、コーヒーを飲んで、休むことにしました。そして、今日の作戦変更を検討。
背景は、ロシオ広場。一日、ここにこうして座っていて、通る人たちを見ているだけでいいか、と思うくらいに、面白い所です。

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向こうに、昨日登ったサン・ジョルジェ城が見えます。
あと、リスボンで行きたいところと言えば、ファド博物館だけです。ここは、サンチャゴ巡礼の道の通り道にあります。明日、巡礼の道を歩く途中、寄って行こうと思っていました。しかし、他に行くところも思いつきません。今日は、ファド博物館と、それのある、下町と言う感じのするアルファマ地区を、ゆっくり見て回ることに決めました。