ヨーロッパのんびり旅の足跡

2017年5月2日

DSC1708870.jpgこれは、私の机の前に貼ってある、ミシュランのヨーロッパ地図です。2004年から2013年までは、サイクリングです。2014年から今年2017年までは、ウォーキングです。今年予定の「モン・サン・ミシェルへの道」を含めて、12回になりました。
年の順に列記すると、次のようになります。

2004年 ライン川・セーヌ川紀行 フランクフルトからストラスブール・セーヌ源流・ルアーブル経由アムステルダムまで
2005年 ライン川・ドナウ川紀行 フランクフルトからブダペストまで
2008年 ライン川・ドナウ川紀行 アムステルダムからブダペストまで
2008europecycling4 172
2008年 ブダペスト。ブダペストは、2006年の旅で訪問し、2012年にも、三回目の訪問を果たしました。

2009年 ライン川紀行 チューリッヒからフランクフルトまで
2010年 ドナウ川紀行 チューリッヒからウイーンまで
2011年 ロワール川紀行 チューリッヒからロワール川を大西洋まで往復して、パリまで
2012年 エルベ川・ドナウ川紀行 アムステルダムから黒海まで
2013年 ローヌ川・ミデゥ運河・ガロンヌ運河紀行 チューリッヒからボルドーまで
2014年 サンティアゴ巡礼 ル・ピュイの道とフランス人の道 ル・ピュイからサンティアゴまで
2015年 サンティアゴ巡礼 アルルの道とアラゴンの道 アルルからプエンテ・ラ・レイナまで
2016年 サンティアゴ巡礼 ポルトガルの道 リスボンからサンティアゴまで
2017年 モン・サン・ミシェルへの道 パリからサン・マロまで(予定)

自転車の旅では、川の流れにこだわっていました。歩く旅に変えてからは、特に川にはこだわらなくなりました。
どの道もみな、思い出深いものですが、最も印象に残るものとしては、次の三つがあります。
・2004年のライン川・セーヌ川紀行。これは、なんといっても、未経験の旅を成し遂げたという感激があります。
2004 Europe II 502
2004年 セーヌ川源流

・2012年のエルベ川・ドナウ川紀行。私にヨーロッパ自転車旅行の面白さを教えてくれたくれた神戸のSさんという方がいます。ドナウ川を愛しています。シェンゲン協定に引っかかって、現地で予定を変更して、同氏の想い出を抱きながら、東欧を含む、5000キロの長旅をなしとげたという感激があります。
DSC1205378.jpg
ドナウ川河口の町スリナにある灯台の上から眺めた、ドナウ河口と黒海。ドナウ川の長さは、河口から測られていて、この灯台がゼロ・キロメートル地点になっています。ドイツのドナウエッシンゲンにある源流が、2,840キロメートル地点です。

・2014年のサンティアゴ巡礼。これも、最初の長距離ウォーキング(1600キロ)をなしとげたという達成感を思い出します。
DSC001534.jpg
2014年 ル・ピュイ。サンティアゴの道のうち、ル・ピュイの道の出発点。

上掲の地図を眺めていると、気づくことが、ふたつあります。

・ひとつ目は、ヨーロッパでも好きな国のひとつである、イタリアに、まだ足を踏み入れていないということです。
しかし、来年2018年、「フランチジェーナの道」という街道を歩く予定にしています。これで実現する予定です。
フランチジェーナの道とは、イギリスのカンタベリー(ロンドンとドーバー海峡との間、ドーバー寄り)からローマまでの街道です。全部で、1,900キロあります。私は、そのうち、後半の半分だけ歩こうと考えています。スイスのグラン・サン・ベルナール峠からローマまでです。あるいは、ガイドブックが入手できれば、コート・ダジュールのマントンから、リヴィエラ海岸街道を歩いて、イタリアのサルザナまで行き、そこから、フランチジェーナの道に合流したいと考えています。
半分しか歩かない理由は、もう残り少ない人生を考えると、優先順位からいって、カンタベリーとスイスの間のルートは、割愛せざるを得ないからです。
IMG_20170502_0001.jpg
フランチジェーナの道。Map from Via Francigena, Alison Raju, Cicerone.
赤い線が、カンタベリーからグラン・サン・ベルナール峠まで。
緑の線が、グラン・サン・ベルナールからロ―マまで。
黄色の線が、マントン(M)からサラザナ(S)まで。

・もうひとつ、これを見て、思い出すことがあります。昨年(2016年)「ポルトガルの道」を歩いているときに、ポルトガルのバルセロスという町で出会った日本人のご夫妻のことです。私のブログで、既に紹介しましたが、石川さんという、ご夫妻です。81歳だそうです。下掲のヨーロッパ地図がリュックに貼られていました。
DSC0606016a.jpg
事情を聴くと、トルコのアンカラから、ポルトガルのリスボンまで、2010年から2016年まで、7年間かけて歩いているということです。そのお年での壮大な企てに驚いてしまいました。使っている地図は、100万分の1の地図です。私の携帯しているようなガイドブックも持っていらっしゃらなかったようです。日々の行く先や今夜の宿など、どのように決めているのでしょうか?これこそ、私の狙うシンプルな旅の姿です。(そう言えば、神戸のSさんも、ミシュランのヨーロッパ国別自動車用地図だけで、サイクリングをしていました。)

DSC0606116a.jpg石川さんご夫妻。当然、昨年、リスボンに到着し、アジアのアンカラから、リスボン(ヨーロッパの果て)までの旅を達成されたことと思います。再び、新しい挑戦をなさっているでしょうか?

石川ご夫妻には、敬意を表するとともに、大変勇気づけられました。私の旅は、どう考えても中盤を過ぎています。なんとか80歳まで(あと8回)、この旅を続けたいと考えています。石川ご夫妻を拝見していると、あるいは、もっとできるでしょうか?
とりあえず、上述した来年の旅を含めて、次の旅を考えています。

2018年 フランチジェーナの道
2019年 サンティアゴ巡礼 銀の道
2020年 サンティアゴ巡礼 ヴェズレイの道

51S90f2TQ0L__SX349_BO1,204,203,200_
銀の道 VIa de la Plata のガイドブック。

一番上に掲げた地図の道に、自転車や脚だけで、足跡を残せる人間の身体とは、たいしたものだと感心します。これが、私の高校生のときから抱いていた夢でした。この実現のきっかけを与えてくれたのが、神戸のSさんです。
スポンサーサイト

欧州の細道 - わが生涯最後の旅の夢

欧州の細道 その1

流離(さすら)うような旅が好きです。子どもの頃から、ヨーロッパが好きでした。ヨーロッパを流離(さすら)いたい思いが絶ちきれません。常日頃、ただひたすら、ヨーロッパの見知らぬ道を流離うことを考えています。あの道、この道と、夢が、どんどん膨らんできます。
今年、72歳になります。さいわい、今の所、身体の、大きな故障はありません。おそらくは、「ヨーロッパのんびり旅」を、80歳まで続けられるだろうと希望しています。それでも、今年の分を除くと、あと8回しかできません。

「旅に病(やん)で夢は枯野をかけ廻る」

芭蕉ではありませんが、いろいろな夢が、今、ヨーロッパの見知らぬ道を、かけ廻っています。夢の実現に向けて、インターネットで、その概要や案内書などを調べています。今、思いついた夢だけでも、下記の通りあります。ざっと計算して、12年分あります。とても、8年では済みません。焦るような気持にさえなります。今後、もっと詳しく調べていきながら、対象を絞ってゆくかなければなりません。これらの道について、現在まで分かった、皆様の参考にもなればと思って、その概要や案内書などを、これから、順次紹介していきます。

注(1)徒歩か自転車か?
2004年から、「ヨーロッパ自転車のんびり旅」を始めました。そして、その10年後、2014年からは、自転車のかわりに、徒歩の旅を始めました。始まりは、「サンチャゴの道」です。その結果、歩く旅の魅力にとりつかれました。ブログの名前も「自転車」をはずして、「ヨーロッパのんびり旅」としました。
何と言っても、歩くのは、自転車と比べて、身軽で、フレキシブルで、自由です。ただ、ひとつ問題があります。重い荷物を自転車ほど持てないということです。徒歩では、テント他のキャンプ用品を運ぶのが困難となります。サンチャゴの巡礼路のように、安い巡礼宿が頻繁に出てくる道は徒歩でもよいのですが、宿泊所がなかなか現れない道だったら、どうするか?今後の検討課題です。

注(2)旅の期間
シェンゲン協定(←詳しくは、ここをクリック)によれば、EC域外の日本人の場合、一年の内、3か月は、シェンゲン協定国に(大体のEC加盟国ですが、イギリスや東欧は含まれず、逆に、スイスは含まれます。)、滞在可能です。しかし、体力その他、もろもろの事情を考慮して、2か月前後として予定を組みます。

注(3)一日に進む距離
できるだけ、距離や時間に縛られたくないので、一日に、何キロ進もうと構わないのですが、日本との往復のフライト等との関係もあり、一応、次の通りを目安としています。
・歩く場合は、一日15キロ。
・自転車の場合は、一日50キロ走るとして計算します。
それを二か月間続けるとして、
・徒歩の場合、一回(一年)に900キロ前後、
・自転車の場合は、一回(一年)に、3,000キロ前後の旅が可能です。

以下、夢に出てくる旅を纏めてみました。今後、ひとつずつ紹介してゆきます。

1. モン・サン・ミシェルへの道
経路:パリからモン・サン・ミシェルまでの遊歩道
距離:550km
所要日数:徒歩で、37日。一回(一年)で、OK。
220b_zoom160312b.jpg
パリからモン・サン・ミシェルまで。案内書の地図。
GRというのは、フランスその他の長距離遊歩道(Grandes Randonees)の番号です。

2.トゥールの道(サンチャゴの道のひとつ)
経路:ブラッセル→パリ→トゥール→サン・ジャン・ピエ・ド・ポール
距離: 1,400km(?)
所要日数:徒歩で、93日。二回(二年)に分けて。

51YOX5AlRvL160316.jpg
トゥールの道のガイドブック。

3.ヴェズレイの道(サンチャゴの道のひとつ)
経路: ナミュール→ヴェズレイ→ペリグー→サン・ジャン・ピエ・ド・ポール
距離: 1,500km(?)
所要日数: 徒歩で、100日。 二回(二年)に分けて。

654b_moy160319c.jpg
案内書の地図。ナミュールからヴェズレイまで。

4.マルセイユ・プロヴァンス周遊
経路: プロヴァンス周遊。(含む、マルセル・パニョルの遊歩道)
距離:365km
所要日数: 徒歩で、24日。一回(一年)で、OK。

2013a_zoom160319d.jpg
マルセイユ・プロヴァンス周遊のガイドブック。

5.地中海のバルコニー
経路: アルルからマントンまで
距離: 508km(?)
所要日数: 徒歩で、34日。一回(一年)で、OK。

DSC1500685.jpg
アルルのアリスカン入口にあった案内板。ローマまで、Via Aurelia GR653Aで、1,154km。2015年撮影。
次に述べる、「リビエラ海岸からローマまで」の道に、マントンで繋がっています。そういう意味で、これも、サンチャゴの道のひとつです。

6.リビエラ海岸からローマまで(サンチャゴの道のひとつ)
経路:マントンからローマまで
距離:800km(?)。
所要日数: 徒歩で、53日。一回(一年)で、OK。

81iETq1e5kL160313.jpg
Via della Costa (リビエラ)海岸街道の案内書。

7.ポー川サイクリング・ロード
経路:ミラノからポー川河口まで
距離: 595km
所要日数: 徒歩で、40日。一回(1年)で、OK.。

160313a.jpg
bikeline のポー川サイクリング・ロードの案内書。
最後に付した、過去の「のんびり旅」の通り、主要ヨーロッパ諸国の中で、イタリアだけは、まだ足を踏み入れていません。この旅は、是非実現したいものです。

8.地中海サイクリング・ロード(ユーロヴェロ8)
経路: スペインからギリシアまで、地中海沿岸の国を走る
距離: 5,888km
所要期間: 自転車で、118日。二回(二年間)に分けて。
これこそ、その壮大さ、素晴らしさ、実現可能性の困難さからして、夢のような話です。

image160313.png
ユーロヴェロ8のルート(ユーロヴェロのサイトから)。
ユーロヴェロというのは、ヨーロッパ長距離サイクリング・ロードです。

9.銀の道(サンチャゴの道のひとつ)
経路: セヴィリアからサンチャゴまで
距離:1,000km
所要日数: 徒歩で、67日。一回(一年)。

160319e_0001.jpg
中央のグレーの点線が、銀の道。Sevillaから Astorgaまで。John Brierley's Camino Portugues より。

尚、2004年から、次の通りの、のんびり旅をしました。
2004年から2013年までは、サイクリング、2014年から2016年までは、徒歩です。

2004年 ライン川・セーヌ川紀行(フランクフルト~セーヌ川~アムステルダム)2,900km 
2005年 ドイツ~ライン川~ドナウ川~ブダペスト 2,700km
2008年 オランダ~ライン川~ドナウ川~ブダペスト 3,300km
2009年 ライン川紀行(チューリッヒ~フランクフルト) 800km
2010年 ドナウ川紀行(チューリッヒ~ウイーン) 1,000km
2011年 フランス横断(チューリッヒ~ロワール川~大西洋~再びロワール川~パリ) 2,800km
2012年 オランダ~エルベ川~ドナウ川~黒海(ルーマニア) 5,000km
2013年 スイス~ローヌ川~ミディ運河~ガロンヌ運河~ボルドー 2,300km
2014年 サンティアゴの道(ル・ピュイの道~フランス人の道) 1,600km
2015年 サンティアゴの道(アルルの道~アラゴンの道) 950km
2016年 サンティアゴの道(ポルトガルの道) 800km

つづく

欧州の細道の足跡

欧州の細道 その2
The small ways in Europe (2)
Footprints on "the small ways in Europe"

前回述べた「欧州の細道」について、既に足跡を印したところ、これから印したいところを、ヨーロッパ地図に記入してみました。
・赤い線が、2004年から2015年までの実績です。
・ピンクの線が、今年(2016年)から、2024年(80歳)までに、印したい足跡です。
europe_jp160321.jpg

当初、ライン川、ドナウ川沿いに自転車で走ることが多く、アムステルダム - ロッテルダム - バーゼル - チューリッヒ - ウイーン - ブダペストの間は何度か、重複しています。
強く印象に残るのは、2004年と2012年の旅です。
2004年は、第一回の初々しい印象。
2012年は、オランダから、ドイツ、チェコ、オーストリアを通過し、そして東欧を抜けて、黒海のウクライナの見えるところまで、5,000kmの圧倒的な旅。しかも、これで、フランスの大西洋岸と黒海まで、私のヨーロッパ横断の旅がつながりました。これは、100日以上の予定でした。そのため、オランダのスキポール空港(アムステルダム)の検問所で、シェンゲン協定違反と注意を受け、当初の計画、ドイツ周辺一周を変更しての旅でした。

スペインやポルトガルは、余り馴染みのない国でしたが、2014年以後、サンチャゴの道に出会ってからは、すっかり親しみを感じるようになりました。
コルシカ島や、シチリア島も、のんびり旅をしたい土地です。一度も訪れたことのないところなので、この地図を見ていたら、増々行きたくなりました。記入したピンクの線だけでも、残る時間では足りません。さて、どうなることでしょう?

しかし、 こうして見ると、20年間といえども、ひとりで旅する範囲というのは、これだけか?と思う程、知れたものです。残る時間を大事にしなければならないと、痛切に思う次第です。

つづく

グランド・ランドネ (GR) - フランスのトレッキング・コース

欧州の細道 その3
The small ways in Europe (3)

DSC14021794.jpg
フランスからピレネー山脈を望む巡礼。フランス・スペイン国境までは、もうすぐです。しかし、そこからサンチャゴまでは、まだ800キロもあります。GR65(ル・ピュイの道)にて。2014年撮影。

さて、私の生きている間に、歩きたいと思っているヨーロッパの細道がほぼ決まりました。個別の細道を紹介する前に、フランス(および周辺国)のトレッキング・コースについて、次の通り、「フランス観光 公式サイト」から引用して、説明しておきます。

「整備されたトレッキング・コース GR(グランド・ランドネ)とPR(プロムナード・ランドネ)

フランスでは、歩いて自然を楽しむハイキング・ファンが多く、そのためのコースも標識も、整備されています。
フランスでハイキング、トレッキングはランドネ(Rendonnee)と呼ばれ、・・・一般に広く楽しめるようなランドネ・コースの整備が始められました。
160404BalisageGR.png
GR(グランド・ランドネ)の道しるべ。
上段は、このまま進め。中段は、右折。下段は、進入不可。

バックパックを背負って何日か、かけて踏破する大ルートのGR(グランド・ランドネ)と、日帰りで挑戦できる遊歩道のPR(プロムナード・ランドネ)とに分けられ、それぞれにGR5、GR22、などと番号を付けて呼ばれています。

ちなみに、
GR5はフランスのアルプス山脈の中に整備されたエヴィアン(Evian)周辺からニースまでを結ぶコース、
GR22はパリの中心ノートルダム寺院から世界遺産のモン・サン・ミッシェルまでのコースです。

DSC14004924.jpg
GR65(ル・ピュイの道)の標識。2014年撮影。

今日では、フランス国内にGR(長距離)とPR(遊歩道)合わせて18万kmあまりを整備し、それらは隣国23か国(歩道2万km)にわたって延長されています。
GRコースの中には、いちからコースを整備したものもありますが、歴史的な流れを汲むものもあります。例えば、スペインへのキリスト教巡礼の道として、ヨーロッパ数ヵ国から街道が引かれたサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路のように、伝統ある歴史的な路を踏襲し、活用しているコースです。

DSC1501315.jpg
GR653(アルルの道)の標識。ミディ運河にて。2015年撮影。

ハイキングのために使う宿泊施設や、各種情報サイトを以下に掲載します。

ランド・アクイユ Rando Accueil
認定ジット(民宿)やプチ・ホテル250ヶ所など、フランス国内にある宿泊施設のご紹介。
http://www.rando-accueil.com/

ジットと山小屋ガイド Guide des gites et refuges
ハイカー向けのお勧めの宿泊施設・全アドレスを掲載。
www.gites-refuges.com 」

ヨーロッパを放浪するとき、こんな風に、徒歩でも、サイクリングでも、お金の余りかからない、遊びの世界が、充実していることに、いつも感心させられます。豊かな自然と、よく保存された歴史、楽しい人たちや、よく整備された遊びの文化。このあたりが、私をに惹きつけて離さない、ヨーロッパの魅力でしょうか。

DSC1501886.jpg
GR653(アルルの道)の標識。2015年撮影。

グランド・ランドネの全貌については、Wikipedia (←ここをクリック)を参照下さい。

また、グランド・ランドネの一部について、Topo-guide というガイドブックがあります。
弊ブログのリンク欄 F FFRandonee で見ることが出来ますし、次のFFRandoneeをクリックしても見ることが出来ます。
FFRandonee

つづく

モン・サン・ミシェルへの道

欧州の細道 その4
The small ways in Europe (4)
Chemin vers Le Mont-Saint-Michel

今年, 歩くのは、サンチャゴ巡礼 ポルトガルの道。
そして、来年に考えているのが、まず、このモン・サン・ミシェルへの道の巡礼です。
Guide-des-chemins-vers-le-Mont-Saint-Michel_article160406b.jpg
モン・サン・ミシェルへ向かう巡礼。写真は、Pelerinより。

フランスのトレッキング・コース(グランド・ランドネ)に、「モン・サン・ミシェルへの道」というのがあります。パリから、モン・サン・ミシェルまでのコースです。グランド・ランドネNo.は、GR22です。宿泊施設などへの寄り道も含めて、550キロあります。私の脚で、一日平均15キロ歩くとして、37日で行くことができます。
notre-dame160406.jpg
パリのノートルダム大聖堂。(Topoguideより)

スペインにある、有名なサンチャゴ・デ・コンポステーラが、信仰の対象となるずっと前から、中世初期から何世紀にもわたって、何千もの巡礼が、モン・サン・ミシェルに押し寄せたそうです。GR22によって、今日でも、パリのノートルダム大聖堂から、モン・サン・ミシェル大聖堂まで、この細道を徒歩で辿ることができます。

160415a.jpg
ガイドブックにある地図の第1ページ。1番が、スタート地点の、ノートルダム大聖堂。
パリのノートルダム大聖堂前を出発して、ルーブル博物館、テュイルリー公園、コンコルド広場を歩いて行きます。セーヌ川に出て、シャイヨー宮を回(めぐ)って、再びセーヌ川に出ます。セーヌ川を渡って、パリを出て、ヴェルサイユ方面を目指します。
グランド・ランドネを歩いた経験の無い人には、複雑な道のように見えるかもしれません。しかし、例の白赤の標識(欧州の細道 その3 参照)が、要所要所にマークされているはずなので、地図を見なくても歩いて行けます。

160415b.jpg
ガイドブックにある地図の最終ページ。288番が、フィニッシュの、モン・サン・ミシェル大僧院。
モン・サン・ミシェル手前10キロあたりで、海岸線(イギリス海峡、サンマロ湾)に出ます。あとは、右手前方にモン・サン・ミシェルの大僧院を望みながら歩くことになります。想像しただけで、ワクワクしてくるルートです。

220a_zoom160406.jpg
モン・サン・ミシェルへの道(パリ→アランソン→モン・サン・ミシェル)のガイドブック。Amazon Japanで入手できます。
(幸い、私は、辛うじて在庫切れ手前で、入手できましたが、2016年4月7日現在、在庫切れ中になっています。)
よく出来たガイドブックです。欲を言えば、宿泊場所を地図上に示してほしかったです。これがあれば、満点です。

220b_zoom160312b.jpg
パリからモン・サン・ミシェルまでのルート。約550km。

160405e.jpg
サイクリング・ルートの地図。サイクリング・ルート 450km 。グランド・ランドネと同じ道かと思っていましたが違うルートです。こちらは、シャルトル経由なので、ルートとしては、こちらのほうが、魅力があります。
サイクリング・ルートの詳細は、こちらをクリック→Veloscenic

Histoire-du-Mont-Saint-Michel_vignette_search.jpg
Les-chemins-du-Mont-Saint-Michel_vignette_search.jpg
上の写真二枚、モン・サン・ミシェルへ向かう順礼(Pelerinより)。実際にこうして海浜を渡れるのか?不明です。
昔、こうして渡った巡礼が、潮に流されて亡くなったという話を読んだことがあります。

「モン・サン・ミシェルへの道」の難点は、沿道のジット・デタップ(安い巡礼宿)の数が少ないことです。テント持参のほうが良いかもしれません。このガイドブックには、沿道のキャンプ場の住所は、すべて記載されています。要検討課題です。

モン・サン・ミシェルの順礼路を調べていたら、いろいろなことが分りました。
モン・サン・ミシェルへの(あるいは、からの)道だけでも、次の地図にある道が見つかりました。
carte_europp160405b.jpg
黄色い線は、サンチャゴの道。赤い線は、ローマの道。緑の線は、ケルンの道。
他に、イギリスやアイルランドからの道があるようです。
それぞれ、魅力がありますが、現実には、残念ながら、もう歩く道を、先に紹介した以上に増やすことはできません。せいぜい、ガイドブックや地図を買って楽しむことにしましょう。
尚、上の地図の緑の道のうち、ブリュッセルからパリまでは、次のTopo-guideで、ガイドブックが出ています。
Sentier vers Saint-Jacques-de-Compostelle: Bruxelles-Paris-Tours Ref.6551
但し、現在(2016年4月)はテロの問題があり、ブリュッセルには、近づかない方がよさそうです。

つづく