クロアチアか、セルビアかの分かれ道(40)

From the North Sea to the Black Sea
Part Four: Danube cycling road
(40)Croatia? or Serbia?

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ブダペストから、ベオグラードまでの、ドナウ川サイクリング・ロード概念図。その間、570km。
M: モハーチ
S: ソンボル
この地図のように、モハーチから、サイクリング・ロードは二つに分かれます。
ひとつは、ドナウ右岸、クロアチアを行く道。
もうひとつは、ドナウ左岸、セルビアを行く道。
分かれたふたつの道は、セルビアのバーチュカ・パランカ Backa Palanka で、再び一本になって、セルビアの首都、ベオグラードへ向かいます。

さて、どちらの道を進むか?サイクリング・ロード・マップのbikelineを見ると、クロアチア側のほうが、坂道が多そうです。私は、非力なため、坂道は苦手です。また、クロアチアに入っても、すぐに、セルビアに入るので、お金の両替の手間を考えれば、セルビアを通ったほうが、簡単です。
クロアチア側では、ヴコヴァルにある、10年ほど前の内戦で、爆撃された跡のある水道塔を見たい気もしますが、是非という程でもありません。セルビア側を走ることにしました。

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セルビアへ行くには、モハーチのキャンプ場へ来た道を少し戻ります。すると、この標識が出てきます。
Hercagszantoは、ハンガリー最後の国境の町です。SRBは、セルビアの国の略称です。

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標識に従って、ドナウ左岸の土手道を走ります。

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バヤ Baja は、一昨日泊まったハンガリーの町、ソンボル Sombor は、これからゆくセルビアの町。ユーロヴェロ6(ドナウ川サイクリング・ロード)は、右へ向かいます。

まだ、ハンガリー側を走っているときに、前輪のタイヤの空気が抜けてしまいました。一昨日、新しいタイヤとチューブに交換したばかりなのに!小さな公園があったので、その中に入って交換しました。

ハンガリー側国境のパスポート・コントロールでは、どこから来たのか?何日かかったか?等、詳しく質問されました。セルビアのパスポート・コントロールでは、どこへ行くのか?を聞かれたので、ブカレストまで、と答えておきました。

国境のパスポート・コントロール事務所の写真撮影は禁止です。

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ユーロヴェロ6(ドナウ川サイクリング・ロード)の案内板。

セルビアのパスポート・コントロールが終わって、出発しようとしたら、立派な、ユーロヴェロ6(ドナウ川サイクリング・ロード)の、セルビア国内の案内板が目に入りました。

セルビア国内の距離:665km
セルビア国内の自転車道路標識の種類、
ユーロヴェロ6の公式地図などの、説明が描いてありました。

ここまで、あちこちで、ユーロヴェロ6の公式地図を探してきましたが、とうとう見つかりませんでした。このように、看板にも紹介されているのだから、セルビアでは入手できるだろうと、期待しました。(ところが、最終的に、この地図は、現在の所、インターネットでしか、入手できないということが分かりました。ということで、今回、一番当てにしていた地図が入手できませんでした。日本の我が家には、あるというのに!急遽スケジュールを変更したために、やむを得ません。)

つづく
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セルビアの自転車道路標識(41)

From the North Sea to the Black Sea
Part Four: Danube cycling road
(41)Signs of the cycling road in Serbia

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セルビアのユーロヴェロ6の自転車道路標識。
非常に親切なのは分かるのですが、もっと簡単でよいから、設置場所を増やしてほしいというのが感想です。

各標識に番号がふってあり(写真の標識の場合は、90番)、ユーロヴェロ6の公式地図上にも、番号が表示してありますから、地図を見れば、番号でどこにいるかが、分かります。

また、標識の役割とは、関係ありませんが、次のような、文が書かれています。

この写真の標識には:
Everybody wonders whether there is life after death. Nobody wonders if there is life before death.
(人皆、死後にあの世の人生があるのか考える。誰一人、死ぬ前のこの世に、人生があるかは考えない。)

別の所で見た、標識には:
An apple a day keeps the doctor away. Even better, an onion a day keeps everybody away.
(一日一個リンゴを食べれば、医者から離れていられる。もっと良いのは、一日一個タマネギを食べれば、皆から離れていられる。)

読んでゆくと、面白い文章に出会いますが、すべての標識を見て行くわけにはいきません。

つづく

ソンボルのホテルでパンク修理(42)

From the North Sea to the Black Sea
Part Four: Danube cycling road
(42)To amend the puncture of tube in Hotel of Sombor

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ブダペストからベオグラードまでのドナウ川サイクリング・ロード(ユーロヴェロ6)概念図。この間、570km。
M: モハーチ(ハンガリー)
S: ソンボル(セルビア)

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セルビアに入ってからは、ずっと、サイクリング道路ではなく、一般道を走ります。ただ、車の交通量が少ないので、苦になりません。

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ソンボルの町の中心、午後5時。酷暑です。人影がありません。

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ソンボルの中心街。

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ホテルを見つけた後、レストランの場所を聞いて出かけました。物の本によれば、旧共産圏では、外食の習慣が余りなかったために、レストランが少ないと書いてありました。確かに、探すのが大変です。
セルビア、ルーマニアでは、大体、テーブルの上に、香辛料・爪楊枝があります。

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セルビアには、旧ユーゴスラビア時代に、通算6か月滞在したことがあります。懐かしい、ミックス・ミートと酢漬けのキャベツ。

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街の家壁の日時計。

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食事を終え、陽もだいぶ沈みかけた頃、たくさんの人が街にでてきました。

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町の中心のカフェに、"ROOM" と書いてあったので、そこに泊まりました。予想に反して、立派な部屋でした。
夕食から戻ってきて、今日パンクしたチューブの修理をしました。洗面台に水を張り、穴を見つけて、修理をします。うまくいった時の喜び、至福のひと時です。

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翌朝の食堂も立派なところでした。

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朝食の内容的にも、西欧とほとんど変わりません。これで、朝食付き、3,600ディナール(約3,100円)です。西欧の半分くらいでしょうか。

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いい雰囲気のカフェです。客は、いつもの通り(?)、私一人。
出発するとき、店の名刺を貰ったら、ちゃんとした、ホテルでした。Piccolina Hotel, Sombor。

つづく

ドナウの大河に会う、アパテインにて(43)

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ブダペストからベオグラードまでのドナウ川サイクリング・ロード(ユーロヴェロ6)概念図。この間570km。
S: ソンボル
K: カラブコボ Karavukovo

これから先、キャンプ場はじめ、ホテルなど宿泊施設がすくなくなります。そのために、宿泊場所の所在を事前に確認したり、こまめに宿泊していくことが、必要となってきます。
まだ、ユーロヴェロ6の公式地図を見つけることができません。より多くの宿泊施設情報を得るためにも、この地図を入手したいところです。ソンボル出発前に、町の本屋さん三軒と、自転車屋さん一軒を探しあるいて、その地図のことを尋ねましたが、ありませんでした。

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アパティンのドナウ川。
きょうは、カラブコボという町を目指します。そこに、ペンションがあるからです。
途中、アパティンという比較的大きな町を通りました。サイクリング・ロードがドナウ川沿いに出ると、レストランがありました。ドナウ川は、大河というにふさわしい姿を見せています。

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冷えたビール。

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相変わらずのブタ肉。

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暑くてたまりません。レストランの子供向け景品の帽子をかぶって。

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レストランと同じ土手にあった、教会。セルビアらしくなってきました。
ハンガリーのモハーチを出てから、サイクリストに会わなくなりました。
道端からは、声援がとぶようになります。

つづく

カラブコボで、日没前に、辛うじて宿が見つかる!(44)

From the North Sea to the Black Sea
Part Four: Danube cycling road
(44)Found a pension just before sunset at Karavukovo!

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ブダペストからベオグラードまで、570km。
S: ソンボル
K: カラブコボ

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ソンボルを出てから、しばらくは、まあまあの道。

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大きな森の中を通り抜け・・・

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ドナウ沿岸を走る、土手道を走る、と言っても、河川敷は広く、ドナウ川そのものは、なかなか見えません。

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ドナウ川は、正面森のかなたです。
黒いイノシシが二頭、水たまりの中を、むこうへ逃げ去ってゆきました。

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土手道が、だんだん怪しくなってきました。サイクリング・ロード・マップには、雨の日は通らない方がよい、と書いてあります。しかし、どこに、他の道があるのか???

bikeline の地図の宿泊リストに、カラブコボという村に、SUR Lovacka Kuca というペンションと、Art caffe という民宿が記載されています。
カラブコボの町に着いて、端から端まで、一往復しましたが、それらしきものがありません。道端の木陰で、夕涼みしている村人に尋ねてみました。ああだ、こおだと、埒があきません。そのうち、誰かが、家の中から、若い男性を二人連れてきました。その人たちは、
「ここから更に三キロくらい行ったところに、ペンションがあるよ」
と、言っているようです。
それに従って、カラブコボの村を出ました。三キロ走っても、トウモロコシ畑があるだけで、他になにもありません。陽は沈みつつあります。

暗くなってしまっては、しようがないので、トウモロコシ畑の中で、テントを張れそうな場所を探しつつ、もう少し走ってみました。そのうち、8キロ余り走ったところに、畑の中に、家が一軒、ありました。そこへ寄って訪ねると、これがペンション "SUR" でした!

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着いてすぐに飲んだビールのおいしかったこと!

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庭のパラソルの下に巣を作ったツバメ。
私も、今晩の巣を見つけました。

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案内されたベッド。部屋代10ユーロ(約1000円)。夕食がないので、パンとハムを食べさせてもらい、翌朝の朝食を同じようなものを貰い、ビールを何本か飲んで、部屋代の他が、約1,100円。

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そのうち、ペンションのオーナーの友達が尋ねてきました。私と、三人で、余り良く分からない雑談をして、夜が更けました。すると、その友人が帰り、オーナーも、
「俺も帰るから・・・」
と、私に鍵を預けて、どこかへ引き揚げて、いなくなってしまいました。
左が、ペンションのオーナー、右が、その友人。

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翌朝、ペンションのオーナーがやってきて、パンとハムとジュースを用意してくれました。

つづく