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200.巡礼最後の夜

200. The last night of poilgrimage
15.07.2018, the 62nd day
7月15日 62日目

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Lepoeder の峠からは、急な下り坂になります。ガイドブックにも、ここまでで、心身ともに疲れ果てているので、この急な、ロンスヴォ―までの下りで怪我をする危険があると、注意書きがあります。

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舗装路を縫うように進むGR12を来たはずですが、Ibaneta の峠を通りません。ここを通れば、ローランのチャペル(Chapelle: lieu de l'abcien Hopital de Roland) があるはずなのですが・・・。どこかで、道を間違えたようです。

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それでも、道自体は、ロンスヴォ―へ向かい、あの懐かしい、ロンスヴォ―の宿坊が見えてきました。

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疲れたウマとヒトの像(?)

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アルベルゲのレセプションへの案内図。

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アルベルゲの前の庭で、若者たちが、テントを張っていました。

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アルベルゲの入口の前に洗濯物の干し場がありました。ここは、2014年に来た時の想い出があります。

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2014年、ここに洗濯物を干しておきました。夜に大雨が降りました。その時、私は、洗濯物を取り込むのを忘れていたのを思い出しました。取り込むために、物干し場へ急ぎました。しかし、そこには洗濯物が、何もありません。びっくりして、探すと、誰かが、雨のかからない室内に取り込んでおいてくれていました。
写真で、洗濯物を干してある右手の入口が、レセプションへ通じています。そこで、チェックインしました。宿泊代 12ユーロ。夕食代 10ユーロ。朝食代 3.5ユーロです。2014年には、レストランへ行って、食事を申し込みましたが、2018年は、このレセプションで、食事はどうしますか?と聞かれました。夕食と朝食の予約を、ここで、しておきました。このレストランの食事は、値段以上の、素晴らしいものなので、2食付で泊まることを、お勧めします。

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大きなアルベルゲです。案内書(Camino de Santiago by John Brierley) には、宿泊可能人数は、大部屋4部屋に、183名です。おそらく、3階に分かれていて、各階60名ほどのベッドがあります。
写真は、私の泊まった、3階のドミトリーです。

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ベッドは、ふたりごとに仕切られています。
写真右側が、私のベッド。左側には、若い女性が、あとでやって来ました。男女ミックスが、普通です。

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19:00頃になって、レストランへ行きました。中庭を隔てて、アルベルゲの受け付けと対角線上にあります。

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レストランの入口。

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入口横の看板を見ると、ここには、ホテルもあるようです。

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From left: Julien, American. Victoria, Spanish. Joanna, Spanish. Eddy, originally Danish. Joanna and Eddy are couple. Victoria and Joanna are very old friends.
私が、最後の客でした。
2014年には、10名ほど座れる大きなテーブルが、数卓あって、皆、満席でした。
2018年は、2テーブルだけで、1テーブルは満席。あとの1テーブルには、4名しか座っていません。私は、そのテーブルに入れて貰いました。
左から、アメリカ人のジュリアン、スペイン人のヴィクトリア、スペイン人のジョアンナ、デンマーク人のエディー。ジョアンナとエディーは夫婦です。ヴィクトリアとジョアンナは古い友達だそうです。
もう一卓の巡礼(写真左)は、隣りで、行儀よく、テーブルを囲んで食べています。

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パエリャ。これが前菜?

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ブタ肉とジャガイモ。

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他の人たちは、魚を食べていました。私は、魚が苦手なので、豚肉を頼みました。
これは、ヴィクトリアが食べた魚です。アメリカ人のジュリアンの魚の食べ残しが雑なので、ジュリアンは、ヴィクトリアの食べ方を見て驚いていました。

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今晩のワイン。
エディーの持っているスマホをワインのラベルに当てると、ワインの味の評価が出ました。最近、テレビのCMで、スマホを花に当てると、花の名前が分かるというのがあります。それと同じですね。時代の進歩に、びっくり仰天してしまいました。

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2014年のときには、1テーブルを、10人ほどの巡礼が囲みました。それだけ、人数が多くなると、誰と何を話したらよいのか分からなくなります。今回は、人数も5人だけで、話がはずみました。

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ここでも、例によって、ご婦人たちに、鶴を折って、喜ばれました。
ジョアンナとエディーの馴れ初めは如何に?もっと話したかったけれども、時間切れとなりました。

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みんなで、寝室に戻りました。ヴィクトリア、ジョアンナ、エディーの組は、私より、少し早くアルベルゲに到着したらしく、私より、10番くらい若い番号のベッドでした。
これは、ヴィクトリアのベッドです。一番隅のベッドは、ひとりだけの個室のようになっています。

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その隣の、ジョアンナ・エディー夫婦のベッド。
私の巡礼の旅も、長距離を歩く部分は、これで終わりました。明日は、バスで、ここ、ロンスヴォ―から、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールへ戻ります。
みなさんと、よい想い出ができました。ありがとう。おやすみ。

Walked 28km from St-Jean-Pied-de-Port to Roncevaux today.
1,119km from Sermizelles/Vezelay.
Stayed at Albergue, Roncevaux at 26 Euro with demi-pension.
合計 1,119km となりました。この距離と宿泊先の記録は、これでおしまいとします。

つづく
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199.ローランの泉

199. Col et fontaine de Bentarte dite de Rolan
15.07.2018, the 62nd day
7月15日 62日目

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昼寝から覚めて、また、歩きはじめました。
このあたりは、山の上の平野といった感じで、歩いていて苦しくはありません。

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路傍のケルン。

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ウマの放牧。

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女性の巡礼一人。

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Eboulis de Chateau-Pignon (?)
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールの巡礼受付で貰った地図を見ると、この辺に、「シャトーの(土砂・岩石などの)崩れ落ちた堆積」と出ています。確かではありませんが、これかもしれません。

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相変わらず、息を飲むような眺めです。緑の絨毯が綺麗です。

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Pic de Leizer Atheka (?)
前方に、山が見えてきました。これも、確かではありませんが、地図に、Leizer Atheka と載っている山が、これではないでしょうか。

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十字架がありました。ここは、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールの巡礼受付で貰った地図に、写真入りで、左の舗装道路ではなく、右の非舗装の山道を行くことになっています。草が人の足に踏まれて色が変っているところが道です。

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ここから、再び登りになります。景色は、ますます、上界から下界を眺めた気分です。

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先程、十字架のところで、休んでいた巡礼も、登ってきました。

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登り切ったところに、水飲み場がありました。ローランの泉です。
もう少し、ロマンチックな泉を想像していましたが・・・
まあ、水が飲めれば、よしとしましょうか。
これが、第2番目の水飲み場です。ということで、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールからロンスヴォ―まで、2カ所の水飲み場があるります。1リットルの水持参で、十分に足りました。

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ロンスヴォ―まで、8.2km
Bentarte 峠まで、100m

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ローランの泉 標高 1344m
この辺りが、フランス・スペイン国境です。

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ナヴァーラの標識。国境は、ここだったかもしれません。

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このあたりからは、視界の遮られた道になります。

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前を歩く女性が、痛そうに足を引きずっていました。それでも、私より早く歩きます。
前を歩く、赤い服の男性が連れです。

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緊急避難小屋。中を覗いて見ましたが、まさに緊急以外使いたくないような・・・

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下り道となりましたが、大きな砂利石の道。みなさん、それをなんとか避けようと、道の脇を歩いています。
どういう訳か、突然、人が増えました。前から2番目が足を痛めている女性です。その前に、連れの赤い服の男性が、振り返って待っています。

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視界の開ける最後の眺め。靄(もや)が出てきました。

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Lepoeder峠  標高 1420m
この標識の後ろに、登山道が見えます。ロンスヴォ―へ下る道です。しかし、この道は滑降の危険有り、通行禁止となっています。

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Lepoeder峠 標高 1420m
これで、すべての峠を越えました。あと、ロンスヴォ―まで、4~5㎞ です。標高差、450mくらいを一気に下る、危険なほどの急な下りです。

つづく

198.ビアコッリの聖母

198. La vierge de Biakorri
Sunday 15.07.2018, the 62nd day
7月15日日曜日 62日目

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The first fountain
水飲み場(ファウンテン)がありました。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールの巡礼受付で、ロンスヴォ―までの巡礼の道の地図をくれます。その時、おおまかな道順の説明をしてくれます。サン・ジャン・ピエ・ド・ポールとロンスヴォ―の間には、2カ所の水飲み場があることも教えてくれます。これが、一番目の水飲み場です。
この先で、二人の巡礼が何かを見ています。あとで、分りましたが、そこから、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールの町が良く見えます。案内板もありました。

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サン・ジャン・ピエ・ド・ポールの町の眺め(上)と案内板(下)。
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Table d'orientation

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Refuge Kayola
その近くに避難小屋がありました。Kayolaの避難小屋です。使えるのかどうか不明です。

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これから先のピレネー山脈の眺めは絶景です。

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前を行く巡礼の影。

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映画「サンジャックへの道」で、郵便局員が、
「こんな馬鹿なことはできない、ここから引き返す」
と言って、リタイアしたところは、この辺ではなかったでしょうか。

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オリッソンの宿。
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鄙びた宿を想像していましたが、大外れでした。
どうやら、ここには、お世話にならなくても、ロンスヴォ―まで行けそうです。

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オリッソンの宿 標高 810m
ロンスヴォ―まで 17.1km
ビアコッリの聖母まで 3.7km

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ナポレオン・ルートのケルン。
写真を飾ってあるのは、亡くなった方々でしょうか。映画「星の旅人たち」の歯科医の息子もこの辺で亡くなったという想定でしょうか。

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前を歩く巡礼一人。

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前を歩く巡礼二人。

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前を歩く巡礼三人。
私は、歩くのが遅いので、みんな、私を追い抜いていった人たちです。

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ピレネー山脈のケルン。

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ビアコッリの聖母までやって来ました。大変眺めの良いところです。標高、1200m位の辺りでしょうか。

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ロンスヴォ―まで、あと、13.4kmです。

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マリア様は、岩の上に、幼児キリストを抱いて立っています。私も、へっぴり腰で、岩の上まで登ってみました。

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ピレネーの山の峰々が見事です。

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天気は最高。眺めも最高。
ここで、昼食を食べることにしました。

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昨日買って用意したメロンと生ハムです。

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ピレネー山脈と空を独りじめ。
昼食のあとは、例によって、シエスタの時間です。
ロンスヴォ―まで行くかどうか、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールまで来る間、さんざん迷いましたが、思い切って、ここに来て、本当に良かったと思いました。

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あと、3~4時間で、ロンスヴォ―です。
いつもより、ゆっくり、惰眠をむさぼりましょう。

つづく

197.ロンスヴォ―へのナポレオン・ルート

197.Napoleon route to Roncevaux !
15.07.2018, the 62nd day
7月15日 62日目

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出発の朝。
静まりかえるサン・ジャン・ピエ・ド・ポールと二―ヴ川。
さて、いよいよ、ロンスヴォ―へ向け、ナポレオン・ルートで出発です。

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サン・ジャン・ピエ・ド・ポールから、ロンスヴォ―へ向かう出口。
・地図下のAccueil 39とある所が、巡礼受付(城塞通り rue de la Citadelle 39番地)
・その下の赤丸が、公営ジット(城塞通り 55番地)
・矢印の方向へ行けば、駅
・Egliseが、教会
・Hが、セントラル・ホテル
・Campingが、キャンプ場
・OTが、観光案内所。用は、大体、巡礼受付で、済みます。
そして、
・赤い矢印が、ロンスヴォ―へ向かうナポレオン・ルート。尾根経由と書いてあります。
・緑の矢印が、ロンスヴォ―へ向かうヴァルカルロス・ルートです。
(写真は、巡礼受付で貰った地図です。)

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エスパーニュ通りに埋められた、サンティアゴの道の標識。
ナポレオン・ルートとヴァルカルロス・ルートの分岐点までは、2014年に引き続き、二度目なので、様子が分かっています。
ヴェズレイの道でも、ヴェズレイで、北の道と南の道に分かれていたのを思い出しました。

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スペイン門。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールは城塞都市です。城塞に囲まれていて、数カ所に城塞内から外に出る出口の門があります。
これは、そのひとつ、スペイン門です。

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スペイン門。標高173m.
ル・ピュイの道 GR65
ロンスヴォ―まで、24.5㎞

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こちらは、サンティアゴの道、ヴァルカルロス・ルートへの標識。
「冬の道」と書いてあります。

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GR65、ル・ピュイの道
「Bentarte峠経由ロンスヴォ―、オープン」と出ています。地図には、一番高い峠は、Lepoeder峠とありますが、Bentarte峠が出ていません。どの峠なのか、確認できません。
この「オープン」のところが、冬場は、「閉鎖」にでも変わるのでしょうか?

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道が、ナポレオン・ルートに入ると、すぐに急な登り坂となりました。あんまり、びっくりさせないでほしい。
あっという間に、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールが下界になってしまいました。

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景色も、だんだん山らしくなってきました。

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今日の全行程の高低差。
地形図を見ると、きついのは、今日の全行程25㎞のうち、最初の10㎞です。ここをなんとか乗り切ればという思いで、登ってゆきました。

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まだ、ほんの序の口で、出てきた宿。

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その宿の壁には、ナポレオンのなんとかという文字がありました。ナポレオン・ルートという意味でしょうか?バスク語です。

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Orissonの宿まで、5㎞。ここまでで、3㎞ほど来ましたか。

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坂道を下る巡礼。

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Hunttoの宿。5㎞余り来たところです。標高450m余り。

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素晴らしい眺めになってきました。
標高、800M余りの所。

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Orissonの宿まで、2㎞。そこで行けば、10㎞くらい来たことになります。そうすれば、もう難関を超えられそうです。
ハーッ、ハーッ。

つづく

196.ロンスヴォーへ! ナポレオン・ルートか? ヴァルカルロス・ルートか?

196. To Roncevaux ! Route de Napoleon or Valcarlos route ?
15.07.2018, the 62nd day
7月15日 62日目

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Statue de la vierge de Biakorri
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールからロンスヴォ―までの間、サンティアゴの道がピレネー山脈を超える途中にある、聖母子像とピレネー山脈の眺め。。

サンティアゴの道が、フランスから、スペインに入って、最初に泊まる宿場は、一般的に、ロンスヴォ―です。
ロンスヴォ―は、wikipedia によれば、次のような所です。
(ロンスヴォ―はフランス語です。スペイン語では、ロンセスバーリェスと言います。)

「778年、ロンセスバーリェスの戦い(ロンスヴォーの戦い)において、山岳バスク人と戦ったカール大帝が敗北を喫し、騎士ローランが戦死した地として、ロンセスバーリェスは知られている。
戦いは、ロンセスバーリェス峠へつながるバルカルロスの谷で起きたとされている。この道は、ロンセスバーリェスから、北のサン=ジャン=ピエ=ド=ポール(現在はフランス領)へとつながる主要道として行き来されてきた。
中世以後、ロンセスバーリェスは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路をゆくカトリック巡礼者の好む宿場となり、フランス側からピレネーを越えてきて、初めに宿泊する地となった。毎年数千人の巡礼者が、ロンセスバーリェスからサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう。」

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ナポレオン・ルートとヴァルカルロス・ルートの概念図。
From les ports de Cize, les Amis du chmin de Saint-Jacques, Saint-Jean-Pied-de-Port.

サン・ジャン・ピエ・ド・ポール(標高170m)からロンスヴォ―(標高952m)へ向かう時、サンティアゴの道が二本に分かれます。
ナポレオン・ルートとヴァルカルロス・ルートです。
ナポレオン・ルートは、標高1,400mのLepoeder峠を超えて、標高952mのロンスヴォ―へ下る道です。悪天候などの場合、危険な道とされています。
ヴァルカルロス・ルートのほうは、標高1,040mのイバニェータ峠を越えて、標高952mのロンスヴォ―へと向かいます。
冬や悪天候の場合、この道が推奨されています。

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これは、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールの巡礼受付に貼ってあった、両ルートの写真です。
①がサン・ジャン・ピエ・ド・ポール。
⑪が、ロンスヴォ―です。
上の線がナポレオン・ルート、下の線がヴァルカルロス・ルートです。
ナポレオン・ルートが尾根を歩くのに対して、ヴァルカルロス・ルートは、谷間を通っていることがよく分かります。
ナポレオン・ルートのほうが、見晴らしの良い、魅力的な道であることは、一目瞭然です。
ナポレオン・ルートのほうが、断然魅力的なのですが、2014年、私は、ヴァルカルロス・ルートのほうを歩きました。
理由は、2014年は、私は山登りなどしたことがないので、ナポレオン・ルートが、非常に登るのに難しい道だと、思ってしまったこと。おまけに、映画「星の旅人たち」で歯科医の息子が、そこで遭難死したくらいですから、余程危険な道だと思って、一般の巡礼は、ヴァルカルロス・ルートを登るのだろうと考えてしまいました。
ところが、2014年、私と同じ日に、ヴァルカルロス・ルートを登った巡礼は、私を含めて、たったの3人だけだったと思います。巡礼全体の5%にも満たない数だと推測されます。
ナポレオン・ルートのほうが、断然見晴らしは良いし、おまけに、映画「星の旅人たち」や「サン・ジャックへの道」に出てくる場面は、ナポレオン・ルートです。2014年に、ナポレオン・ルートを歩かなかったことが、ずっと気になっていました。

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On the pont Saint Jean
サン・ジャン橋の上で。
今回は、不要な荷物をキャンプ場に置いて、肩に担ぐ荷物は、4キロくらいしかありません。上掲写真の通りです。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールに4泊もするのだから、その間に、思い切って、ナポレオン・ルート経由ロンスヴォ―行に挑戦することにしました。
また、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールからロンスヴォ―まで、25kmほどですが、途中、10kmほどのところに、宿もあります。登り坂がきつかったら、ここで、一泊することも考えておきました。
こうして、気が楽が楽になりました。さて、いよいよ出発です。

つづく