モン・サン・ミシェルの道 アヴランシュを出発

Departing Avranches
Wednesday 21.06.2017, the 33rd day (1)
6月21日 水曜日(1)

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朝日に映えるモン・サン・ミシェル。
アヴランシュの二日間の滞在も終わりました。アヴランシュからのモン・サン・ミシェルの姿も見納めです。

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出発の準備のため、テントも畳み終え、キャンプ場との別れを惜しむ。

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出発の前、キャンプ場の人たちとも、別れを惜しみます。下の写真も。

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アヴランシュから、モン・サン・ミシェルまでは、GR22の道で、約25kmあります。
今日は、アヴランシュから、15kmくらい先の、バ・クルティル Bas-Courtils という所を目指します。

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標高100mほどのアヴランシュの観光案内所のある広場から、GR22の標識に従って、町から下って行きます。産業団地のようなところや、アヴランシュ駅を過ぎると、あとは、モン・サン・ミシェル湾に面した平野が続きます。
サイクリング・コースの標識が、この先にあるポントボーを示しています。
標識の下には、モン・サン・ミシェルが見えています。

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サイクリストが来ました。ここから、モン・サン・ミシェルまでは、まっ平らな平野なので、自転車にとっては、走りやすいでしょう。

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アヴランシュからは、モン・サン・ミシェルを多少見下ろして見る感じでしたが、ここからは、同じレベルになりました。

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モン・サン・ミシェルの風景につきものの羊が、初めて出てきました。
これからは、前にモン・サン・ミシェルを、周りに羊を見ながら、歩いて行くことになります。

DSC0074817.jpgヒツジの向こうのモン・サン・ミシェル。

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モン・サン・ミシェル湾の羊。

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そして、又、モン・サン・ミシェル。モン・サン・ミシェルの姿が、少しずつ鮮明になっていく気がします。

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そして、この辺で、休憩です。
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モン・サン・ミシェルの道 アヴランシュのキャンプ場の夕べ

The evening at the camping in Avranches
Tuesday 20.06.2017, the 32nd day (3)
6月20日 火曜日 32日目(3)

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植物園で、メルヴェーユ(驚異)、モン・サン・ミシェルの景色を堪能して、キャンプ場に戻りました。
Power Salad Farm et Camping, vue sur le Mont です。

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これは、キャンプ場のトイレの入口です。

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これが、トイレの中です。ウオッシュレットでないのは勿論、水洗ですらありません。

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便器の前に、木屑を箱に入れて置いてあります。
ペットボトルを半分に切ったものが置いてあります。これで、木屑をすくって、使用後に上にかけるというようなことが書いてあります。
正確なことは分りませんが、ここの農園では、特別な野菜を作っているようです。なにか、ECO志向という感じのところです。用を足したあとのものも、自然に返して、再使用するということかもしれません。
シャワーのお湯は、小さな屋根の上で温めたもので、一人分にも足りないくらいです。
テントの周りが、ナチュラルなのはいいのですが、サニテール(トイレ・シャワー・洗濯場など)の部分に不満が残ります。但し、トイレは、母屋の水洗で、キャンパーも使えるものがありました。

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夕食も、昼食と同時にスーパーで買ったもので済ませました。
安いワインの小瓶でも、こうして栓を抜くのは、至福の時です。

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キャンプ場から見えるモン・サン・ミシェル。
モーパッサンの「オルラ」のように、日没時の「山」を見ることに気が付きませんでした。
潮が満ちてきているようです。
これで、アヴランシュの滞在を楽しむことができました、

モン・サン・ミシェルの道 アヴランシュの植物園のピクニックとシエスタ

Siesta after pique-nique in Le Jardin des Plantes of Avranches
Tuesday 20.06.2017, the 32nd day (2)
6月20日 火曜日 32日目(2)

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アヴランシュの街を見物した後、スーパーで食料を仕入れました。そして、植物園へと向かいました。
写真は、植物園から見た、ノートルダム・デ・シャン教会。

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植物園で、早速、モン・サン・ミシェルのよく見える芝生のある場所を探しました。ここで、草上の昼食です。
フランスでは、このような食事や食べ物そのもののことを、ピクニックと言うようです。
今回、シャンブル・ドットに泊まった時に、昼食用にサンドイッチを作ってほしい時など、
「ピクニックを作って貰えますか?」
と聞いてみることを覚えました。

植物園は、キャンプ場より一段高い所にあります。ここから、眺めると、モン・サン・ミシェル湾の様子や、モン・サン・ミシェルが砂浜の中にあることなど、よく分かります。
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モーパッサンの短編に、オルラ ”Le Horla” of Maupassant というのがあります。人が狂気を増してゆく、一種の恐怖ストーリーです。その中で、主人公が、この植物園から、モン・サン・ミシェルを眺める場面があります。
モーパッサンは、このノルマンディーの出身です。今回の旅の出発前に、この短編集を読んでゆきました。

「おれのように、日の暮方、アヴランシュに着いた者は、あの壮観なながめにうたれずにはいられないだろう!町は小高い丘の上にある。そして、おれは町のはずれの公園に案内されたが、思わず知らず、驚嘆の叫びを発した。眼前には、びょうびょうたる湾が果てしなくひろがり、それを、遠く暮靄(ぼあい)に煙っている二つの相へだたった岸壁が扼(やく)している(この部分、意味不明-huck)。そして、この黄色い無限の湾のまっただなかに、金と光にみちた空の下、砂地にとりかこまれて、一つの陰鬱(いんうつ)な。とがった異様な山が突き出しているのだ。太陽はいましも没したところだった。すると、夕映えの余光でまだ燃えている水平線に、奇怪な建造物をいただいているこの怪異な山の輪郭が、くっきりと浮び出たのだった。」
(新潮文庫「モーパッサン短編集(三)」青柳瑞穂訳)
写真、やや中央左にモン・サン・ミシェル。右端に見える島は、トンブレーヌ Tombeleine です。

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私が、訪れたのが、日没時でなかったのは、残念です。
モン・サン・ミシェルは、アヴランシュの西にあります。確かに、沈む夕日を背にした、モン・サン・ミシェルのシルエットも、素晴らしいでものだろうと想像がつきます。
モン・サン・ミシェルを見ながら、スーパーで買ったピクニックの昼食を終えて、お腹が満足しました。そして、当然、眠くなりました、今日は、あと何もすることがないので、そのまま眠ってしまいました。

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シエスタのあと、植物園の展望台に寄ってみました。来るとき、ここを通りましたが、学童の団体に占領されていたので、寄らなかったところです。

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ここから望む、モン・サン・ミシェルと・・・

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モン・サン・ミシェルの少し北にある、トンブレーヌの島も見えます。

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展望台から少し離れた所に、アーチがありました。
見覚えのあるアーチです。今回使っているガイドブックTopoGuides GR22に載っていた写真で見覚えがありました。

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ガイドブックに載っている、この写真は、1854年のリトグラフだそうです。

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大体、こんな角度でしょうか?

DSC0072417.jpg植物園のアジサイ。
こうして、念願の「アヴランシュから眺めるモン・サン・ミシェル」が叶いました。

モン・サン・ミシェルの道 アヴランシュのカフェで朝食

Breakfast at cafe of Avranches
Tuesday 20.06.2017, the 32nd day (1)
6月20日 火曜日 32日目(1)

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アヴランシュのキャンプ場、二日目の朝です。今日も快晴で、モン・サン・ミシェルがよく見えます。
ノルマンディー地方は、雨が多いので有名なはずですが、幸いなことに、私の滞在中は、ほとんど降りませんでした。

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ここから、見ると砂浜の上にあるのか、よく分かりません。
モン・サン・ミシェルの入口は、写真の左側になります。城塞が、右側にゆくにしたがい、上がってゆくのが分かりますが、その内側にある僧院への道が、それにつれて、登りになります。

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夕べは、街のレストランを探して、食べました。
今朝は、観光案内所の向かいにあるカフェで、朝食を食べました。
今日の目玉は、植物園見学です。時間はたっぷりあるので、朝食のあと、観光案内所で貰った地図に従って、旧市街の見物に出かけました。

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まず、アヴランシュの美術と歴史の博物館(写真)へを訪れましたが、残念ながら休みでした。
この建物の起源は、12世紀で、もともとは、司教の館だったそうです。フランス革命の時代には、監獄として使われていました。

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アヴランシュの旧市街の中でも、特に古い地区。

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アヴランシュの城の天守閣の名残りです。

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天守閣から眺めた、サン・ジェルヴェ教会とアヴランシュ市街。
尚、第二次大戦の際、1944年7月31日、パットン将軍に率いられたアメリカ軍が、アヴランシュで、ドイツ軍防衛線を突破し、パリへの進撃を開始したそうです。
この町に、パットン広場というのがあって、アメリカ軍の戦車が展示されているようです。しかし、こういうことは、後で知りました。

そのあと、スーパーマーケットに寄って、食べ物の調達をしました。今日の昼食は、植物園でモン・サン・ミシェルを見ながら食べよう、夕食は、キャンプ場で食べようと、思ったからです。
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そして、植物園広場を隔てて、植物園の向かいにある、ノートルダム・デ・シャン教会(写真)を見物しました。
植物園への標識が出ています。

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教会の中の聖母子像。

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この本を持っている聖人は誰であったか?

モン・サン・ミシェルの道 ついにモン・サン・ミシェルが

In view of Mont-Saint-Michel at last
Monday 19.06.2017, the 31st day (2)
6月19日 月曜日 31日目(2)

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パリから、GR22(赤い線)の道を歩いて、のんびりと歩いてきました。それでも、もう、ここ、アヴランシュまで、やって来ました。赤い矢印が、アヴランシュAvranchesです。
モン・サン・ミシェルまで、GR22で、更に、22kmあります。

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これは、アヴランシュのポスターです。遠くに、モン・サン・ミシェルが見えています。
このポスターを見て以来、アヴランシュへ来て、同じ場所から、モン・サン・ミシェルを望みたいと思っていました。

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今日の宿は、キャンプ場です。
アヴランシュの町へは北側から入って来ました。キャンプ場は、町の西側にある植物園 Le Jardin des Plantes の裏側にあります。上掲のポスターは、おそらく、その植物園から見たモン・サン・ミシェルのものだと思います。キャンプ場からも、同じような景色が期待できるはずです。
アヴランシュの象徴のような、サン・ジェルヴェ教会Basilique Saint-Gervaisの前を通って、街の中心を横切ってゆきました。

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植物園の前を通って、町を抜け出るような感じで、坂道を下ってゆきました。
すると、プロヴィダンスのノートルダムという高校Lycee Notre Dame de la Providence がありました。おそらく、昔、修道院だった建物でしょう。

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その更に奥に、キャンプ場がありました。Power Salad Farm et Camping, vue sur le Mont という名前です。パワー・サラダ・ファームというのは、エコの野菜を栽培して売っている農場だからです。Mont(山)とは、勿論、モン・サン・ミシェルのことです。わざわざ、その「見晴しvue」と断っているので、期待を裏切らないでしょう。

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オウナーの住んでいる建物です。昔、由緒ある屋敷だったように見えます。
若い夫婦と、お手伝いの女性がいました。
値段は、キャンプ場一泊、10€です。明日、街と植物園を見物したいので、2泊することにしました。

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キャンプ場には、他に客はいません。(翌日、二人組の若いカップルがきて、隣りにテントを張りました。巡礼ではありません。)
好きなところを使っていいですよ、と言われたので、モン・サン・ミシェルの見える、一番いい場所を探して、テントを張りました。
遥か彼方に(地平線右側)、モン・サン・ミシェルが見えています。

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もう少し望遠で大きくして・・・

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もっと大きくして・・・

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私のカメラ最大の60倍近くにすると、こう見えます。

DSC0068217.jpgこれは、22:00頃だったでしょうか?モン・サン・ミシェルが、ライトアップされていました。
このあたりは、北国なので、23:00頃にようやく真っ暗になります。
更に、夜更け、トイレに起きて、空を見上げたら、北斗七星が大きく綺麗に見えました。

Walked today: 18km/456km from Paris
Stayed at Power Salad Farm et Camping, vue sur le Mont, Avranches